「まちまち」ワークショップレポート7日目(7/14)

こんにちは。はじめまして。

 

市民スタッフの「flawy(ふらー)」と申します。

 

「文化やアートと社会のつながり」について考えることが好きな、社会人4年目です。

 

このまちだからつくれる演劇。ここに生きる人たちだからつくれる演劇。

そこに魅力を感じ、微力ながらお手伝いしたい思いで、市民スタッフに参加しました。

 

よろしくお願いします。

 

 

 

さてさて。

 

 

7月14日、ワークショップ7日目。

 

本日も、コミュニケーションゲームからスタート。

 

まずは、「3の倍数と3のつく数字だけ手をたたく」ゲーム。

 

え?簡単じゃない?そう思ったそこのあなた。

大丈夫です、僕も同じ気持ちでした。始まるまでは・・・。

 

 

いや、これ、結構難しいです。笑

3の倍数と3のつく数字は「口に出さずに」手をたたくところがポイントで、

 

 

思わず口に出してしまうのです、これが。笑

 

無事に30までたどり着いたわたしたち、まさに「世界のまちまち」チームでした。

 

 

 

そして、本日はもう一つ。

4チームに分かれ、身振り手振りだけでキーワードを伝えていく、「ジェスチャー伝言」ゲーム。

 

 

 

同じキーワードから始まったはずなのに・・・

 

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たどり着いた答えは、

 

盆踊り、ヒゲダンス、クラゲ、フラダンス・・・。

 

 

 

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まさにまちまち。

 

 

さあ、答えは何でしょうか?

答えはこのブログの最後に!

 

 

【日常が演劇になる ~モノローグワーク~】

 

今日のメインワークは、モノローグづくり。

 

「文化」 「世代」 「家族」 「愛着」 「交流」 「街」

 

6つのグループに分かれて行います。

 

それぞれのテーマに沿って、自分自身のエピソードを、A4用紙の紙に、落とし込んでいきます。

 

 

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それらのエピソードで、シーンを組み立てていきます。

 

 

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ここからは、ふらー的目線で、それぞれのシーンから受けた印象や感想を、勝手に紹介したいと思います。

あくまで私見であることをご了承ください。なんとなくでも、読んでいるそこのあなたに、この時間・空間の雰囲気が伝われば幸いです。

 

 

「文化」

諏訪神社のお祭りのアイス、憧れのアーティストが好きなサンリオ、放課後の図書館、

都内有数の広さを持つ多摩センターの本屋さん、学校、パルテノン多摩・・・

1つのまちの中に息づく、様々な文化の息吹。

そこに触れることで湧いてくる、楽しい、落ち着く、違和感といった、様々な想い。

触れる文化は同じでも、そこから湧いてくる想いはまちまち。だけど、それが面白い。

 

「世代」

青い春の悩み。辛いとき、唐木田の並木道にある桜の木は、何も言わず、ただ寄り添って、悩みを聞いてくれた。そのおかげで、今ここにいることができる。

 

時が流れても、悩みが尽きることはない。夫婦関係や家族、人のつながりが強くなるが故の、青い春とはまた違う悩みがある。

悩みの種は、世代によってまちまち。でも、幸せの形も、またまちまち。

 

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「家族」

父親と母親、5人の兄弟と過ごした日々の記憶。

今もなお心に残り続けている、母親の言葉。

バスと電車に揺られながら通い続けた、学校までの長い道のり。

家族の形も、過ごした時間も、まちまち。

 

 

「愛着」

このまちに昔から住んでいる人がいる。多摩ニュータウン開発から始まった、まちの速すぎる変化を感じる。昔懐かしい思い出の景色は、少しずつ減ってきてしまった。それでも、ここが、生まれ育ったまちであることは、変わらない。

 

このまちに新しく住み始めた人がいる。故郷から多摩ニュータウンに移り住んできた。ふと、故郷に想いを馳せる時がある。このまちを「ふるさと」と思える時が、来るのだろうか。

愛着の形は、人によってまちまち。だけど、ここに住んでいるという事実が、愛着の証なのかもしれない。

 

 

「交流」

まちの中では、常に人が交わり、流れていく。その絶え間ない流れの中で、でも確実に、つながりが芽生え続けている。この「まちまち」の場も、その一つ。

 

いつもの学校、いつもの友達。そこにはない、新しいつながりが、ここで芽生えた。

 

言葉の交換から始まった1つの恋。初めて会う日、心の鼓動に耳をすまして、いろは坂を自転車で駆け上がったあの日の記憶。

 

人の数だけ交流がある。まちまちなつながり。

 

 

「街」

わたしたちは、常にまちとつながっている。だけど、そのことは、生活の中でついつい忘れがちになってしまう。

毎日のように使っているテニスコート。複雑なペデストリアンデッキ。ふとしたきっかけで、まちとのつながりを思い出す。時には、納得がいかないこともあるけれど、それでもきっとこのまちの中で生きるのは、このまちが好きだからなのだと思う。

いや、このまちとつながる理由も、人によって、きっとまちまちなのだろう。

 

 

 

一人一人のモノローグに沿ってつくられた6つの物語。

これを観終えたとき、わたしは2つのことに気がつきました。

 

1つは、人生というドラマは人の数だけ、まちまちに満ち満ちているなということ。

 

もう1つは、この6つの物語を観ている他の参加者の皆さんが、首をうんうんと縦に振りながら観ていたことです。

 

つまり、世代も、環境も、歩んできた人生も違うのに、そこに「共感」がたくさん生まれていたのです。

 

この「共感」という面白さ、心地よさが、きっとこの作品の魅力につながっていくのだろう、

そう思える時間でした。

 

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【市民スタッフ企画、ついに始動】

キャストの皆さんが、モノローグづくりに熱中している傍らで、今日から市民スタッフ企画がスタートしました。

 

まちまちの魅力は、このワークショップをはじめ、制作する過程の中にもたくさん散りばめられています。それを、観に来てくださるお客様にも体験してもらえるような仕掛けを、鋭意制作中です。

 

こちらも併せて、お楽しみに!

 

本日はここまで!

以上、ふらーがお伝えいたしました。

 

 

P.S.

ジェスチャー伝言ゲームの答えは、「たこ」でした!

ちなみにわたしは「盆踊り」だと思いました・・・。

 

 

《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「まちまち」

 

進行・演出 瀬戸山美咲

 

8月11日(日・祝)12:00/16:00

 

パルテノン多摩小ホール

 

 くわしくはこちらをご覧ください!↓↓

http://www.parthenon.or.jp/act/3552.html