「まちまち」ワークショップ1日目!(6/16)
こんにちは。
市民スタッフの荻山です。
普段は公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団で、主に演劇事業を担当しています。一昨年、観客としてみたこの企画の第1段「たまたま」をみて、それが大変面白く、今回その第2弾である「まちまち」の募集チラシをみて、これは…絶対行きたいと思い、市民スタッフ枠に応募し、参加することになりました。どうぞよろしくお願いします!
今日は、そんな「まちまち」ワークショップの1日目でした!
そして、つい、ほんの15分前にそれが終わりました!
その興奮冷めやらぬ今、早速このブログを書いています!
では、書きます。
相変わらず素敵なパルテノン多摩へ向かう道。
たくさんの参加者。今年は定員をはるかに超えた応募があったそうです。
最初は、自己紹介ゲームをしました。
自分の呼ばれたい名前を言いながらジェスチャーをし、みんながそれをマネします。
個性的な動き、呼び名。みんなで笑いながら、気が付くと声、雰囲気までマネしはじめます。
演出家の瀬戸山さんは、「みさぴー」って呼んでくださいとのこと。
その後、ジャンケンをしたり、参加者で協力して「木」「イス」、「時計」、「干支の動物の何か」をつくったりしました。
こうして仲良く遊んだ僕らは、次に新聞紙で多摩ニュータウンを作りました。
何かをつくっています。
あの建物はもしや…
多摩一本杉球場。江夏さんが引退試合をした、と教えてもらいました。
日医大のそばに、お家があるそうです。
みんなで作った多摩モノレール。力作。完成したときは、拍手喝采が。
ゲオ、ケンタッキー、ドンキホーテ、ブックオフ、漂う誰かの生活の気配。
僕もそっと、我がJR八王子駅と、サザンスカイタワー(オリンパスホール)を作りました。
そうやって作った「まち」をみんなで眺めながら、演出のみさぴー(瀬戸山さん)がいろんな人にインタビューをしていきます。
出てくるエピソードがどれも魅力的で、時に真剣に、笑顔が絶えぬ会場。
なんだかとてもワクワクしました。
次にフィールドワーク。4つのグループにわかれ、パルテノン多摩の周辺を散歩しました。
この日は29度。暑さ対策をして、出発。
エレベーターで上へ。…上?
なんとパルテノン多摩の上(5F相当)には、なんとすごくひろい公園があります!
広い。
竹林があったり
まむしに注意!?
味わい深い池
一本だけ咲く「ネジバナ」。
本来季節外れで、時期が来ると一面に咲く、と教えてもらいました。
旧富澤家。連光寺村の名主の家で、明治天皇などが行幸した際には御小休所として利用されました。(多摩市役所HPより抜粋 http://www.city.tama.lg.jp/0000004386.html)
お芝居を観に、何度も通ったパルテノン多摩。
その上にこんな広い公園があったなんて。知りませんでした!
そしてその後、みてきたものをグループごとにまとめ、発表しました。
僕と同じように、初めてこの公園の存在をしり、この魅力を多くの人に知ってほしいという参加者がいました。この公園でのファーストキスの思い出を語った参加者がいました。公園にあるトイレが和式しかなく、ウォシュレットまではいかないけど、洋式トイレがあったほうがいいと思った参加者がいました。これからはじまる再開発の話をした参加者がいました。すごく吠えていた犬の話をしている参加者がいました。
最後にみさぴー(瀬戸山さん)が「まちまち」への想いを話してくれました。
前回の「たまたま」は、フィールドワークの中で「たまたまうまれたもの」を演劇の形にしました。今回の「まちまち」は、多摩地域、多摩ニュータウン、といってもものすごく多様で個性的なそれぞれの「まち」。そこにある細かいことを拾っていこうと思っています。
今日のように「まち」を歩く体験、みんなで考え話し合うこと、自分や仲間たちの中の思い出を発見すること、一緒に具体的に何かをつくること、そういう時間をたくさん積み上げて「まちまち」が出来上がっていくのかな…と、感じました。
なんて豊かな演劇の気配。贅沢な時間。
次回、6月23日はパルテノン多摩から少し離れた場所、ちょっと電車やバスを使っていくようなところを歩くそうです。楽しみです。
《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「まちまち」
進行・演出 瀬戸山美咲
8月11日(日・祝)12:00/16:00
パルテノン多摩小ホール
チケット6月29日(土)発売開始!
http://www.parthenon.or.jp/act/3552.html