ついに『まちまち』に会える!本番前日!

市民スタッフのひろ3です。本番まで、あと1日。いよいよ大詰めです。

 

 

稽古風景と、市民スタッフによる準備状況をお伝えします。

 

 

長セリフも多数ある台本が出来上がり、創作曲が発表され、
ダンスの振付が渡されたのが、先週の土曜。演奏もあります。

 

 

瀬戸山美咲さんが多摩ニュータウンに住む10代から70代までの
様々な立ち位置の人々の声をすくい上げた50ページを越える力作。

 

 

渡されてから、練習は止め通し、通し稽古、舞台稽古、場当たり、ゲネ、そして、明日は本番です。
嵐のような時間が過ぎています。

 

 

年配者も、演劇未経験者の方も、
セリフ・出ハケ・段取り・振り・歌・ダンスをこなし、舞台に臨まれている出演者の方々をみると、面白さ・心を伝えるってなんなんだろうと考えさせられます。

少なくとも年齢は関係ないようです。

 

 

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常日頃、年なのでと言っている、自分が恥ずかしくなりました。

 

 

 

音楽を担当いただく吉田能さんのコメントです。
「詩、使用する楽器など、すべて市民の皆さまから出てきたものを尊重し
構成しています。プロの発想を越えたコラボが実現しました」

 

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昨日の小屋入りの様子です。

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キャストの皆様に並走してきた市民スタッフも最終の準備にとりかかっています。

ご来場いただいたお客様に、お芝居を共有いただく企画として、
登場するシイの木の木の葉に似せた紙をお渡しする予定です。

 

是非、皆様の「好きな場所、私の宝物・夢」を書いて、お帰りまでに貼り付けてください。

きっとご利益があると思いますよ。

お待ちしております。

 

 

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『まちまち』出演者にインタビュー!vol.5

公演直前!出演者インタビュー第5弾!

『まちまち』の素敵で、個性豊かな男性5名のインタビューをご紹介します!それぞれ、どのような役で登場するのでしょうか。お楽しみに!

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出演者名:タカオ

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ー  プロフィール (①多摩に住んで何年ですか?②多摩ニュータウンで好きな場所は?)
①多摩に住んで3か月です。

②自分の部屋、一本杉公園、豊ヶ丘南公園、パルテノン、ココリア、丸善書店 図書館

 

ー  今回参加したきっかけはなんですか?

一度舞台に立ってみたかった。

ここに住む人と友達になりたかった。

 

 ー  ワークショップに参加してどうですか?

楽しいです。どんな脚本になるのか興味と不安。

 

 ー  多摩ニュータウンでの印象的な思い出は何ですか?

8年前に亡くなった親友を何回か落合の彼の家を訪れ、話したこと。今、彼の家近くに

住むことになり、彼がいないのは淋しいです。

 

  ー  まちまち」をどんな作品にしたいですか?

2千円が高くなかったと観客が思ってくれる作品にできると嬉しいです。

 

ー 意気込み、お客さんへのメッセージなど

今(7月の時点)は、まだないです。脚本が決まったら湧いてくるでしょう。

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出演者名:杉本一剛

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ー  プロフィール (①多摩に住んで何年ですか?②多摩ニュータウンで好きな場所は?③趣味)

①2年半

乞田川

③ドライブ

 

 ー  今回参加したきっかけはなんですか?

 リベンジマッチ&ラストマッチ

 

ー  ワークショップに参加してどうですか?
みんなの生き様に圧倒されています。

 

ー  多摩ニュータウンでの印象的な思い出は何ですか?

ないです(笑)

 

  ー  まちまち」をどんな作品にしたいですか?

今回が第2弾ということで、第3弾!第4弾!!と続いていける作品にしていきたいです。5年後、10年後、20年後にこの作品を観た人が今の多摩と比較して、多摩を愛してくれるように・・・。

 

 ー 意気込み、お客さんへのメッセージなど

自分よりも長く多摩に住んでいる演者やスタッフの多摩に対する熱量が半端ないっす。僕もその熱量に刺激を受けて、この作品を観た人が多摩を好きになってくれるように、精一杯、頑張りたいと思います。

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出演者名:塩谷 敬

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ー  プロフィール (①多摩に住んで何年ですか?②多摩ニュータウンで好きな場所は?③趣味))

①1981年からなので38年になります。ただし単身赴任に近い状態が長かったので38年も住んでいるという感覚はありません。

②一番最初に住んだのが「永山北公園」の中の公団マンションでしたので緑の多いこの公園が今でも好きです。あとはベルブの図書館でしょうか。照明が明るく本が読みやすいのです。

③美術の展覧会に行くこと。本屋で立ち読みをすること。スポーツクラブで体を動かすこと。

 

  ー  今回参加したきっかけはなんですか?

不覚にも2017年の第一回目の企画を知らず、「さいたま芸術劇場」の募集に応じて参加してしまいました。多摩市の住人として「まちまち」に関わることはある意味で必然です。

 

 ー  ワークショップに参加してどうですか?

とても面白いです。我々の想像する伝統的芝居作り(戯曲があって役者がそのセリフを覚える)ではなく、皆でテーマを決めて作っていくプロセスがとても新鮮です。それから毎回始まる前のゲームは抜群のリラックス効果と仲間との打ち解け効果を与えてくれます。

 

ー  多摩ニュータウンでの印象的な思い出は何ですか?

1985年に永山の上空を迷走する日航機を長男と目撃し、その1年後に長男が原因不明の病に侵されたこと。

 

ー  「まちまち」をどんな作品にしたいですか?

ニュータウン開発前の多摩村の様子と現在の多摩市の発展ぶりを種々のテーマを通して描く「一大パノラマ」になったらいいな。

 

ー  意気込み、お客さんへのメッセージなど

満席に響き渡るよう大きな声で演じたい。お客さんには「自分の住んでいる街はこんな歴史を持っていたんだ」と納得していただきたい。

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出演者名:NOBU

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ー  プロフィール (①多摩に住んで何年ですか?②多摩ニュータウンで好きな場所は?③趣味)

①41年

小山内裏公園長池公園

③山歩き、海散歩、野菜作り、サッカー、観劇

 

ー  今回参加したきっかけはなんですか?

・芝居を手づくりしたかった。

・多摩NTを大事にしたオリジナル作品に興味があった。

 

ー  ワークショップに参加してどうですか?

参加メンバーの多彩な顔ぶれが面白い。参加者がみんな演技がうまいのに驚いている。

そんなメンバーと一緒に芝居が作れて楽しんでいます。

 

ー  多摩ニュータウンでの印象的な思い出は何ですか?

多摩NTで長く暮らし、その間に子どもが巣立っていった。この地で子育てした風景(記憶)全てが貴重な思い出です。

 

ー  「まちまち」をどんな作品にしたいですか?

「まちまち」が「たまたま」を経た内容の作品になれば面白い。「まち」には様々な人の暮らしがあり、そこには必ず私たちのドラマ(物語=生活)がある。

 

ー  意気込み、お客さんへのメッセージなど

「まちまち」のドラマを通し「まち」(多摩NT)の悲哀や笑いを共有したいと思います。 

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出演者名:Ryuichi

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ー  プロフィール (①多摩に住んで何年ですか?②多摩ニュータウンで好きな場所は?③趣味)

①多摩とは多摩地域三多摩)、多摩市、多摩ニュータウンのうちどこなのか、わかりません。多摩市に初めて住民登録したのは1981年。
②山王下の小高い丘の上にあるパスタレストラン
東京六大学野球の試合観戦

 

ー  今回参加したきっかけはなんですか?

いろいろな経験をして世界を広げることが必要だと考える中、「やるのは恥ずかしい」という感じを持つ演劇のワークショップを受講することで、自身に変化を得ようと思いました。

 

ー  ワークショップに参加してどうですか?

これまでは、それぞれの過去の思い出をなぞって再現したり、地域社会の現状を描写したりする練習をしました。その延長線上で、作品が形になるんでしょう。ただし、この作品は過去、現在だけでなく未来の視点からも考えて制作するそうです。 
まちの未来を語るうえでは、一般社会常識に加え、基本的な政治知識、トレンドをキャッチアップしたいという好奇心、さらには想像力と創造力が大事です。
果たしてこうした条件に関係なく作品作りを指導されるのかなと思っています。

 

ー  多摩ニュータウンでの印象的な思い出は何ですか?

甲子園出場をかけた2002年夏の高校野球選手権西東京大会で、当時、高校3年生の息子のチームが快進撃。
準々決勝で敗退したけど、6試合のうち5試合の会場が一本杉球場でした。私は全試合を観戦。
大会前に虫垂炎にかかり、病み上がりだった3番の息子が2本塁打を放った初戦は特に印象に残っています。
80年代後半のある日、多摩中央公園の池の特設ステージや芝生広場を使って開かれた、かつて、グループサウンズ(GS)ブームを牽引したザ・ジャガーズと、ザ・ワイルドワンズとのジョイントコンサートを見たのも、楽しい思い出です。

 

ー  「まちまち」をどんな作品にしたいですか?

どんな作品にしたい、なんておこがましくて言えません。
ワークショップの指導方針に沿った作品になるよう目指します。

 

ー  意気込み、お客さんへのメッセージなど

演劇に参加するなんて恥ずかしくて言えないので、周囲には内緒です。
クサい演技をするかもしれませんが、見て冷やかさないように願います。
 
 

『まちまち』出演者インタビュー! vol.4

『まちまち』出演者インタビュー! vol.4 続きましては、こちらの4名をご紹介!

10代から70代まで幅広く、参加した理由もまさに"まちまち"!

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出演者名:井上一良

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ー  プロフィール (①多摩に住んで何年ですか?②多摩ニュータウンで好きな場所は?)

①38年

②各種公園、図書館、シネコン

 

 ー  今回参加したきっかけはなんですか?

何をするのか?という興味

made?(冥土)のお土産

 

ー  ワークショップに参加してどうですか?

初体験で、どうなっちゃうだろう…カオスという感じでしたが“てんてんばらばら”のパッチワークが何となくつなぎあわさり、ミステリーツアーのトンネルの先のアカリが見えてきたのかなァと思います。

 

ー  多摩ニュータウンでの印象的な思い出は何ですか?

初めて京王線に乗って調布から先、周囲が真暗、ゴルフ場を通り越して永山駅へ降り立った時。

 

 ー  まちまち」をどんな作品にしたいですか?

観ていただいた方々の心にほんのわずかでも幸せの欠片が届くような…!

 

ー 意気込み、お客さんへのメッセージなど

参加することに意義がある」ではなくせめて銅メダルぐらい取りたい!

料金をいただいて申し訳ありません。

 

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出演者名:タカハシミク

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ー  プロフィール (①多摩に住んで何年ですか?②多摩ニュータウンで好きな場所は?③趣味は?)

①今年で19年目です。

パルテノン多摩の大きな外階段を上がった場所

③絵を描く、音楽を聴く、近所を散歩する

 

 ー  今回参加したきっかけはなんですか?

昨年に『たまたま』の存在を知ってから、多摩市の住民の実際の声が生かされた演劇が作られることにとても興味と嬉しさを感じていました。その『たまたま』の第二弾として今回のワークショップが開催されることを知り、自分も飛び込むしかない!と思い、参加しました。

また多摩センターや永山にはよく散歩として行きますが、それ以外の方にはまだ行ったことがなかったので、今回の企画に参加することで住んでいる場所をもっと知ることができるのではないかと考えていたからです。

 

ー  ワークショップに参加してどうですか?

実際に街歩きに行くことで多摩ニュータウンの中で知らなかった場所を知ることができたり、知っていた場所でも新たに別の面が見えてきたり、毎回のワークショップで"発見"が絶えないことがとても楽しいです。

また、参加している方と多摩のことを話したり、お互いが今までに見てきたものの話を聞いたりしてる中にも"発見"が絶えないです。『まちまち』という共通点はあってもそれ以外は全員バラバラで、それでも意外なところで共通点が見つかることもあり……。その"バラバラさ加減"が面白いなと感じています。

 

ー  多摩ニュータウンでの印象的な思い出は何ですか?

私は多摩市民でありながら多摩市の隅々まで詳しい訳ではなく、自分の住んでいる場所をよく知らないのはまずいんじゃないか!?という思いで今年2月末から多摩市の探検を始めました。

正直な話、"ニュータウンは整備された怖い街"という謎のイメージが強く、それまではあまり良い印象を持ってなかったのですが、パルテノン多摩の大きな外階段を上がって周りを見回したときに見えた人の流れであったり、建設途中のマンションがやけに人間らしく見えたことに強い衝撃を受けたのを覚えています。

 

 ー  まちまち」をどんな作品にしたいですか?

『まちまち』を観た方が多摩ニュータウンにさらに興味を持って、劇中に出てきた場所に思わずこのあと行きたくなるような作品にしたいです。

 

ー 意気込み、お客さんへのメッセージなど

多摩ニュータウンに住んでいる方も、住んでいない方も、この『まちまち』からは実際に住んでいる人々のリアルな息遣いが聞こえると思います。何気ない普段の生活や自分たちがいる場所を見つめるキッカケにもなれば嬉しいです。どうぞ!よろしく!お願いします〜!!

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出演者名:清水一滴

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ー  プロフィール (①多摩に住んで何年ですか?②多摩ニュータウンで好きな場所は?③趣味は?)

①36年

豊ヶ丘公園、一本杉公園、鶴巻東公園など、変化に富んだ公園

③将棋。トム将棋クラブというクラブの仲間と毎週日曜日午後、トムハウスで活動しています。

 

ー  今回参加したきっかけはなんですか?

演劇が大好き。はまっています。瀬戸山さんの演出の劇にぜひ出演してみたいから。

 

ー  ワークショップに参加してどうですか?

毎回ワークショップの日が楽しみです。脚本がかたまり、早く練習をしたいと思っています。

 

ー  多摩ニュータウンでの印象的な思い出は何ですか?

毎年2月か3月に「多摩平和まつり」というのをやっています。その中で毎回、平和劇(「はだしのゲン」「アンネの日記」「ひめゆりの乙女たち」など)をやっています。いろいろな人生を歩んできた人たちと、1つの作品をつくる喜びを味わっています。

 

ー  「まちまち」をどんな作品にしたいですか?

笑いあり、ほっこりする場面あり、時には涙あり。見ている方々に感動を届けたいです。でも、1番充実感を味わえるのは、ああだ、こうだと言い合いながら、1つの作品を作ったスタッフ、キャストではないでしょうか。

 

ー  意気込み、お客さんへのメッセージなど

大いに笑ってください。思いっきり泣いてください。そして、心の中にほわっと、とも
しびをともしてください。

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出演者名:吉田史織

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ー  プロフィール (①多摩に住んで何年ですか?②多摩ニュータウンで好きな場所は?③趣味は?)

①多摩に住んだことはありません

②じゃぶじゃぶ池

③音楽・料理・占い

 

 ー  今回参加したきっかけはなんですか?

前回の「たまたま」ボランティアスタッフに参加して、出演してみたいと思ったことと、演劇を通じて街や生活について考えることで文化と地域がより密接になり、どちらも元気になるところが見たいなあ、と思って参加しました。

 

ー  ワークショップに参加してどうですか?

色んな世代や職業の方と知り合うことができて楽しいです。

ー  多摩ニュータウンでの印象的な思い出は何ですか?

どうしたってパルテノン多摩での「たまたま」と「まちまち」のワークショップになってしまいます(笑)

 

ー  「まちまち」をどんな作品にしたいですか?

元気に楽しく、でも何か考えてしまう、と、色んな思いが錯綜する作品になって欲しいです。

 

ー  意気込み、お客さんへのメッセージなど

元気に楽しくやっていることが伝わって、みんなで楽しい一日になりますように!

『まちまち』出演者インタビュー! vol.3

インタビュー企画第三弾!

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出演者名:宮崎太一

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プロフィール

①多摩に住んで何年か

10年目 

②多摩NTで好きな場所

桜ヶ丘公園 映画館

③趣味

舞台映画鑑賞

 

ー 今回「まちまち」に参加した理由

瀬戸山美咲さんの演出を受けてみたかった。

舞台に立ちたかった。

 

ー ワークショップが始まりましたが参加してみていかがですか?

沢山の人たちとふれあい、色んな考えや思いがあるんだと感じました。

シアターゲームが楽しいです。

 

多摩ニュータウンでの印象的な思い出は何ですか?

静かな場所に住みたいと思って来たが、そうでもなかった。

 

ー  「まちまち」をどんな作品にしたいですか?

終わった時に楽しかったと思える座組みでありたい。

 

ー 意気込み、お客さんへのメッセージなど

少しでも多摩ニュータウンに興味を持ってもらえたらいいなと思います。

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出演者名:増尾裕美

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ー プロフィール

①多摩に住んで何年か

61年

②多摩NTで好きな場所

小山内裏公園から南大沢駅に続く桜の並木道

③趣味

ヨガ、ピアノ 

 

ー 今回「まちまち」に参加した理由

学芸会くらいしか劇に携わったことはないですが、自分で演じるとはどんなものか体験してみたかったからです。

 

ー ワークショップが始まりましたが参加してみていかがですか?

ここに参加しなければ、絶対に出会うことのない人たちと知り合うことができて、毎回とても楽しませてもらっています。

 

多摩ニュータウンでの印象的な思い出は何ですか?

就学前の息子を、森の中の幼児園に通わせていました。週5日のうち4日間は、楽しく森の中を歩き、親子共々貴重な経験ができました。

 

ー  「まちまち」をどんな作品にしたいですか?

10代~70代の老若男女、本当に色んな人が、今ここに生きているということが伝われば……と思います。

 

ー 意気込み、お客さんへのメッセージなど

どうなるか、わかりませんが、最後までワクワクした気持ちで取り組んでいきたいです。

『まちまち』出演者にインタビュー!vol.2

 

今回は、出演者インタビューvol.2をお届けします。

多摩市在住の出演者は合計25名!幅広い世代の方が『まちまち』に参加しています。

活き活きとした表情が魅力的な出演者たちのインタビューをぜひ最後までご覧ください!

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出演者名:影山忠雄

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18歳から22歳まで日俳優協会所属の俳優養成所に所属した後、
演劇集団未踏に立ち上げメンバーとして加わり、
家庭の事情で35歳からは、大手電機メーカーの会社員として活躍し、退職後は、聴覚障害者のための
手話で再就職支援や、地域の演劇・陶芸・音楽など多彩な活動をされている影山さんをご紹介します。
平和の尊さを伝える芝居にも携わられています。

 

ー 多摩ニュータウンでの印象的な思い出を教えてください。
今から約50年前にアルバイトで測量の仕事をしていました。先輩と訪れた地は、山林を削り、赤土とブルドーザ、ダンプカーの行き交う砂ボコリの中での仕事でした。何てひどい現場だと感じましたが、今、思い返すと自分の住んでいるニュータウンの開発地でしたね。

 

ー 今回「まちまち」に参加した理由を教えてください。
16年前に多摩センターへ引っ越して以来、自治体等が主催する地元の問題を検討するWSへは結構でていましたが、芝居のWSは今回が初めてです。多摩ニュータウンの問題を市民参加型で演劇にするということに興味をいだいて、応募しました。

 

ー ワークショップの様子はいかがですか。
ゲームなどの触れ合いを通じて、様々な意見、自分の思うことを、年齢関係なく、みんな素直に出し合えています。
回を重ねるごとに交流が深まり、面白みが増し、人間らしく、楽しく、やっています。

 

ー 「まちまち」をどんな作品にしたいですか。
これまでは、完成台本を書かれているものを読む形式の芝居ばかりでした。今回は自分が作っているんだという実感があり、
意気込みが違いますね。素人とプロの交じり合いの市民参加型の演劇の有り方もいいのかなと思っています。
小津安二郎の「東京物語」に描かれているような、綺麗ごとでない、現代にも通じる
家族あり方を、”家族のかたち”として描ければと思っています。

 

ー 意気込み、お客さんへのメッセージをお聞かせください。
多摩ニュータウンでは近年、少子高齢化、子育ては?山、坂、緑の多い街のイメージが強い?
そんな街を私達、市民の手による市民参加の手づくりによる演劇を通して、
明日への希望、活き方が少しでも変わるよう、ガンバリます。ご支援よろしく!
面白く楽しく、みんなが共感できる問題が表せればいいかな。

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出演者:佐野美星

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5年前に墨田区から多摩ニュータウンに引っ越してきた高校3年生の「みほし」さんをご紹介します。
小学校3年から中学1年までフラダンスをやり、高校では演劇部に所属しています。
将来の夢は声優・表現者です。応援してくれている妹さんからは、3年以内に賞を取って欲しいとはっぱをかけられているそうです。

 

ー 今回「まちまち」に参加した理由
元々は学校外で演劇をしたいと思ったのがきっかけです。
多摩に住んで5年ですがわからない場所も多く、勉強しながら演劇ができること、
多摩をテーマにするということ、父に背を押されたこともあり、応募しました。

 

多摩ニュータウンでの印象的な思い出
墨田では、年に一回ですが、年配者の方との交流があり、昔の遊び、竹で水鉄砲などを教わることができました。
一方で学生生活では、綺麗に並ばなきゃ、みんな静かに聞かなきゃと統率の取れた行動を求められました。
多摩ニュータウンでは、校舎の広さとゆるさが比例したような、のんびり感があり、先生が話してるのに、うとうとしている人や話してる人がいるとか、それでまでには考えられないことばかりでした。「きちっとしなくてもいいよ」という環境に、癒されました。

 

ー ワークショップに参加してみて感じたこと
人見知りというのもあり、毎回パルテノン多摩に来た際には緊張していました。
でも、いざはじまったら、笑いが絶えず、皆さんそれぞれのお話を聞く機会が多く、
あっという間に時間がすぎていく気がしています。
学生には、色んな世代の人と一堂に会して話す機会があまりないので、刺激をもらっています。価値観も違うし、目をつけるところも違いますね。
もともと年上、年配の人と話すのが好きで、お父さんについて回って、大人のひとと話すことが多かったことが、抵抗なく入っていけている理由かもしれません。
コミュニケーション・ゲームの時間も、みんなで脚本を練っているときも、休み時間も、みんなどれも滅茶苦茶、楽しいです。

 

ーお客さんへのメッセージを聞かせてください。
楽しんで作っている作品なので、お客さんにも是非楽しんでいただけたらな、と思います。参加者の個性や人生感がつまった劇です。人には色々な感じ方があると思うし、
多摩市に住んでる人も住んでいない人も、自分の環境の中で、共感できること、
感じてもらえることがきっとあると思いますよ。お待ちしております。

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出演者名:奥山樹生

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ワークショップ直後の興奮が冷めらないおくさんをカフェに拉致し、突撃インタビューしました。
多摩ニュータウンで生まれ育った多摩NTネイティブの演劇専攻の大学一年生です。

 

ー 今回「まちまち」に参加した理由を教えてください。
父が多摩NTの開発にたずさわったことや、表現の道へ進むきっかけになった落語WSのあったパルテノン多摩でのイベントに縁を感じたからです。色んな人と演劇をしたかったことも応募の理由です。

 

ー ワークショップに参加してみて感じたことがあれば
公演までやるWSへの参加は初めてです。ノンフィクション、ライブ感を大事にしていることも、これまでの高校演劇と大きく違います。
今感じていることを引き出して、芝居になっていくことも新しいですね。

このWSでは、ゼロ距離で、様々な世代の方と同世代のように話せ、皆さん、語りたくないことも素直に話してくれるじゃないですか。
脚本を書くこともあるんですが、今回のWSを通じて、リアルで起こっていることが一番面白いんじゃないかと思いました。
こんな面白い話があるんだ、色々な人生があるんだっていうことを知ることができ、
改めて、自分の生活を考えるようになりました。身近な世界の中でより面白いことを見つけられるような気になってきました。
イメージしていた40代、50代とは違うんだと、現実はここにあるんだ。と実感しています。

ただ、年上の方は結論を早く出すんですよ。僕らは、考えていて、すぐに応えられずにいるだけなのにということもよくあります。
教科書を読んでいるようなお話しで判断できず、浴びるだけということもあります。結論を出すのが怖いんですね。

ファシリテータの役者の方々も普通に接してくれて、演技の技術について云々いわれないことも新鮮でした。

 

ー 現在の多摩ニュータウンの印象について
知るに連れて、自分の住む町をもっと好きになりました。多摩ニュータウンってただ自分の住まいとしか考えていませんでしたが、大学生になって、小中の友達と前よりしゃべるようになるにつれ、緑豊かな場所を登下校で歩いたり、友達と走り回った記憶が蘇り、すごいあの当時は落ち着いていたし穏やかっだったと感じています。
ここはすごい落ち着く場所です。以前よりの居心地が良くなってきましたね。

 

ー 「まちまち」をどんな作品にしたいですか。
観た方が多摩NT以外でも、自分の町をもうちょっとおもしろい視線で見えるような作品にしたいですね!
何の変哲もない普段の生活の中で、ああ、そういう事もあるんだというお話を通じて、人によってはノスタルジックに、また、これからを考えていこうというきっかけに、そして、その奥にこれまで見てなかったことがみえてくる作品になればいいですね。

是非、お越しください。お待ちしております。

『まちまち』出演者にインタビュー!vol.1

『まちまち』公演までとうとう1週間を切りました。

ラスト1週間は、市民スタッフによる出演者インタビュー特集をお届けします!

『まちまち』に参加した理由やお客さんへのメッセージなど内容盛りだくさん。ぜひ、ご覧ください!

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出演者名:はるみ

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目黒区から37年前に越して来られたはるみさんは、都職員として、都内の様々な施設で、都民の健康や安全を守る業務に携わってきました。退職後は、それまでの趣味であったクライミングに加え、アマチュア演劇活動も楽しんでおられます。

 

— 多摩ニュータウンに入居された理由を教えてください。
土のない(アスファルトに覆われた)ところで子供を育てたくないと思って、自然の中で育てるために越してきました。
今は巣立っていき、都心で生活しています。親の気持ちって伝わらないなと思っていましたが、このWSをきっかけに、子供達に連絡したところ、ふたりともニュータウンをかけがえのない「ふるさと」と感じてくれていることを知りました。ちょっと感動でした。

 

ー 多摩ニュータウンでの印象的な思い出は何ですか?
初めてニュータウンに家を探しに来たときのことです。京王線で調布から多摩川を渡り、少し走ると山間部に突入し、道路や家も見えません、人が住んでいるのか、ここは東京なのか...と思っていると、トンネルを抜けた途端、忽然と「街」が現れ、なんだこりゃ!と驚いたのを覚えています。
多摩ニュータウンに越してきた頃、朝は通勤に一時間半以上かかり、夫は長時間勤務で育児の協力が得られなかったので、保育園の延長保育を最大に利用しても送り迎えに間に合わず、途方に暮れました。近くの勤務地へ異動でき、育児と仕事を両立できたのは幸運でした。子供の成長過程の節目となった様々な出来事をこの街で体験してきました。

 

ー 「まちまち」をどんな作品にしたいですか。
シナリオ作りから携われる新しい演劇スタイルですので、関わる人たちの「想い」を沢山詰め込み、ニュータウンに住んでいる方にも住んでいない方にも、それぞれの地域への想いを改めて再認識していただき、「自分のふるさと」を思い出させるような作品にしたいですね。

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 出演者名:望月正人

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誰もが見たことのあるNHKなどの海外ドキュメンタリーやドラマの日本語版ディレクターの方です。逐語訳のままでは理解しにくい内容を、すんなり入る日本語台本にまとめ、声優をキャスティング・演出し、吹替作品として仕上げる、世界と日本の橋渡しの仕事です。

ー 今回「まちまち」に参加した理由はなんですか。
瀬戸山美咲さんのWSに何度か参加した経験があったこと、演劇好きだったことと、逆の立場に立つことで学びがあると思ったことからです。彼女を含むファシリテーターが意見を汲み取る姿勢は大変勉強になっています。もちろん、多摩センター在住も大きな理由です。

 

ー ワークショップが始まりましたが参加してみていかがですか?
イメージしていたWSと異なり、たとえば作品の作り方など根本的な部分から意見を交換しているのが、新鮮でダイナミックでした。共通点は、参加者の意見を尊重し、作品の中に生かしながら、多くの人に受け入れられるエンターテインメントを目指していることですね。

 

ー 「まちまち」はどんな作品になると思いますか。
十代から七十代まで、ニュータウンに住む人々の様々な人生を集めた内容になりそうです。タイトル通り「まちまち」な人生が描かれるということです。多様な人々による、多様な人々に向けた、多様性の芝居になるんじゃないですか。

 

ー それでは、最後に観に来てくださる皆様にメッセージをお願いいたします。
様々なバックグラウンドを持った老若男女の出会いと衝突から生まれる 予測不能の化学反応です。普通の演劇では味わえない、そのリアルな熱気をお楽しみください。

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 出演者名:須山 剛

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演出の瀬戸美咲さんと同じ時期・同じ大学で学生生活を過ごし、卒業後、劇団唐組に参加、現在はシアター・プロジェクト東京(tpt)で活躍されているたけさんを紹介します。

ー 今回「まちまち」に参加した理由を教えてください。
多摩ニュータウンの住民としての芝居を通じて、何らかの貢献をしたいと思ったためです。しかし、実際に参加してみて、これまでの芝居と全く異なることを知り、驚いています。

 

ー どんな点がこれまで経験された芝居と異なりますか。
瀬戸山美咲さんは知りたがりのSじゃないでしょうか。表現したいというのは、役者は、少なくとも私は元々あるというか、役として生きたいという感覚ですが、それはあります。ただ今回美咲さんにしてやられた、と思ってるのは、「私」から始めてほしいと言うこと以外、あまり仰らないので、自分個人のプライベートをどんどん出さざるを得なくなったことです。加えて、演出を意識した役者同士の競い合いがないこと。
本当に和気あいあいです。

 

ー 最後にお客様へのメッセージをお願いします。
相当に面白くなると思います。プロの役者のテクニックを越える、実体験が放つ出演者の思いの強さを是非感じに来てきてください。

「まちまち」ワークショップ9日目!

 

こんにちは。広報担当の川鍋です。

ワークショップも9日目です!

ワークショップ自体は全15回なので、

今日を入れての残すところ7回です……私がこのブログを書くのは3回目なのですが、なんだかあっという間に感じています!

一日一日を噛みしめていきましょう!

それでは、早速今日のワークショップの様子をお伝えしたいと思います。

 

今日は、前回発表した内容をさらにブラッシュアップして発表します。

 

今回は、ゲームなしでスタートからたっぷり2時間、

発表に向けて、各チームが準備を行います。

 

今日出来上がった内容は、

みさぴー(瀬戸山美咲さん)のほうで台本にまとめていく作業に入るそうです!

出演者の皆さんも、いよいよか…!とドキドキ。

 

市民スタッフ(広報)として各グループの準備の様子をまわって見ていると、 

悩んで悩んで考えて、話し合いながら手探りで作業を進めている方が沢山いらっしゃったことが印象的でした。

 

発表の流れを確認するチーム

グループメンバーのエピソードをもっと詳しく聴くチーム

本格的に台本を作って準備を行うチームも。

前回の発表よりもっと良くしたい。

実験的なことをやってみたい。

などなど、想いもそれぞれ。

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実際に身体を動かしての稽古も始まり、お芝居のイメージが膨らみます。

 

いよいよ発表です……!

発表順は代表者がじゃんけんをして決め、

 

「交流」

「世代」

「文化」

「愛着」

「街」

「家族の形」

の6チームが順に行いました。

 

各チームともかなりの力作で、

前回から大きく方向転換して仕上げたチーム

ユーモアやシリアスを上手く織り交ぜたチーム

さらなる試行錯誤を凝らしたチームなど、本当にまちまちです!

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詳しくお話すると本番(8/11!)の内容のネタばれになってしまいそうですが(笑)、

私がひとつ言えることは、一人ひとりが本音で語っていて、お芝居から生々しさや力強さを非常に強く感じたということです。

これらがどのように本番の舞台の上に乗るのか、とても気になります!

 

  

各チームの発表後は、少し長めのコメントタイムでした。

みさぴーからは、感想+内容について、グループメンバーとの相談も。

どんな想いでお芝居を考えたのか、本当は「もっとこうしたかった」など、発表内容の意図についてもしっかりチェックし合いました。

参加者の皆さんからも、感想や提案が多く飛び交い、非常に充実した時間でした。

 

 

今までのワークショップでも、色んな形の発表や話し合いがありましたね。

今日の発表では触れることのできなかったエピソードも本当にたくさんありました。

 

来週は、今日発表したお芝居は一旦置いといて

今までのワークショップで出てきた沢山の材料をみさぴーがピックアップし、

追加シーンを作るそうです。

 

一体どんなシーンをつくることになるのでしょうか。

そして今日の発表内容はどんな形で一つのお芝居になるのでしょうか…

 

来週も楽しみです!

 

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《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「まちまち」

進行・演出 瀬戸山美咲

 8月11日(日・祝)12:00/16:00

 パルテノン多摩小ホール 

 くわしくはこちらをご覧ください!↓↓

http://www.parthenon.or.jp/act/3552.html