「まちまち」ワークショップレポート6日目! (7/13)

こんにちは。広報を担当している川鍋です。

ワークショップももう6日目です!

外は雨が降っていてジメジメしています。

 

 

 

いよいよ『まちまち』のお芝居の中身に関して、本格的な話し合いが始まりました。

今日は、心機一転して会議室でのワークショップです。

 

 

 

早速ですが、本日のワークショップの様子をお伝えしたいと思います。

 

 

 

今日はいつものようにゲームをした後、

前回(7/7)皆さんで出し合ったキーワードを整理し、

各々の興味でメンバーのグループ分けをしました。

そして、これからどういう取材をするかなどを話し合って、

最後に話し合ったことを発表し、みんなで情報共有する流れに。

 

 

 

 

今日のゲームは、輪になって、被らないようにランダムで1、2、3……と数えて座っていくゲームでした。

これがなかなか難しい……!

 

 

周りの様子を観察しながら、次は誰だ誰だと緊張した様子です。

 

 

10人まで数えるのを目標にしましたが、どうしても被ってしまい、笑いと悲鳴が巻き起こりました。

 

 

無事10人まで数えられたときは、拍手喝采でした。

 

 

次のゲームは、6、7人のグループで両手で握手をし合い(こんがらがる)、まあるい一つの円か、メビウスの輪のようになるまでほどいていくゲームをしました。

 

 

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早くもきれいな円になるグループも……!

 身体が柔らかい人は有利でしょうか(笑)。

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 指示を出し合って、協力する力が試されるゲームでした!

 

 

 

 

続いて、ホワイトボードの前に全員で集まり、

前回出たキーワードや、話題の切り口について整理をしました。

 

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切り口に関してはこんなキーワードが。

 

―切り口―

 

「過去 現在 未来」

「世代 国籍 性別 職業」

「移住時期」

「居住地域(開発時期、町の雰囲気など、地域の違いは顕著)」

「コミュニティとの距離」

 

 

 

テーマについても皆さんでチェックしていきました。

 

―テーマ―

 

1 子ども (子ども自身、保育園などについても)

2 子育て世代

3 高齢者

4 若者世代

5 子どものいない夫婦

6 独身の人

7 世代 国籍 性別 職業 (などを越えた交流)

8 バリアフリー

9  家族の形の変化

10 街への愛着 (この街をふるさとと思えるかなど)

11 住民運動

12 農業含む 

13 公園 橋

14 文化(広い意味で)

15 経済(企業誘致、ベッドタウンとしてだけではなく働く場所という視点でも)

16 交通網 (鉄道 バス その他)

 

 

どのような切り口でお芝居にするのか、改めてじっくりと話し合っていきました。

話し合いの中で、キーワードも新しく追加……

 

 

17農村と開発

18シャッター商店街

19再生(住宅の建て替えなど)

20高齢者と独身の中年       などなど

 

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話し合いをしながら、どうやってグループ分けをするのか、自分たちがどんなことに興味があるのかなどの相談タイムにもなりました。

 

 

 

皆さんの自分自身の話、実感、生の声に、全員で耳を傾けます。

 

 

 

続いて、市民出演者の皆さんでどのテーマのグループに入りたいか

票を入れながら、似たテーマや関係しているテーマなどで少し整理をしていきます。

 

最終的に、

 

世代

交流

家族の形

街への愛着

文化

街(まち)

 

の6グループに分かれることになりました!

 

 

グループで、どのような切り口でテーマを扱うのか、どんなことを調べる必要があるのかなど、思い思いに話し合います。

黄色い模造紙を囲んで話し合い。

 

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約一時間後、話し合った内容の発表です!

 

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交流チームは、

交流とはそもそも何かを問うところまで掘り下げ、街の交流場所なども一度ピックアップ。

 

 

文化チームは

意外と文化が豊かな多摩NT(ニュータウン)というタイトルで、多摩にある文化施設などの現状とこれからをクローズアップ。

 

 

世代チームは、

大きなテーマであるため幅広い視点を目指し、個人個人の幸せの定義とはなにか?から出発。

 

 

 

街チームは、

チームメンバーの個性(分譲、賃貸、戸建てなど、皆さんがちょうど異なる住環境だったそうです!)を生かしながら、あらゆるカタチの団地、商店街、公共空間に注目。

 

 

街への愛着チームは、

愛着とはそもそも何なのか?

街へのポジティブ、ネガティブな感情の裏表に気づきながら、メンバー個々の感性に注目。

 

 

 

家族の形チームは、

チームメンバーの過去、現在の家族の形を振り返りつつ、未来の話へ。

 

 

それぞれのチームが全体と情報交換をしながら発表を進めることができました!

 

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話し合いの中で、「個人の疑問からスタートし、回り道をしながら豊かなものを作ろう」とファシリテーター・演出家のみさぴー(瀬戸山美咲さん)は仰っていました。

 

 

 

多数決になったら消えてしまうような声も残し、

結果どのようなものに仕上がるかは、予想も制御も出来ない作品にしたいという旨を仰っていたのも印象的でした。

 

 

 

このプロジェクトが「演劇」であることには

色んな意味がありそうですよね。

 

 

 

今年のプロジェクトでは、

2017年に行った多摩ニュータウン×演劇プロジェクト『たまたま』にはなかった、

「現代を各世代がどのように見ているのか」という視点も加わってきました。

 

 

 

グループ分けも行い、少しずつ話題も濃くなってきています。

次回は一体どんなワークショップになるのでしょうか。

 

 

明日も楽しみです!

 

 

 

《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「まちまち」

 

進行・演出 瀬戸山美咲

 

8月11日(日・祝)12:00/16:00

 

パルテノン多摩小ホール

 

 くわしくはこちらをご覧ください!↓↓

http://www.parthenon.or.jp/act/3552.html