【たまたま終了】

多摩ニュータウン×演劇プロジェクト『たまたま』、連日多くのお客様にいらしていただき、本日千秋楽を迎えました。
今この瞬間もぞくぞくと感想をお寄せいただいており、嬉しい限りです。
今後もこのプロジェクトを継続していければと考えています。
これから私たちの住む街はどのように変化していくのでしょう。
誰もつくってはくれず、つくるのは私たち自身です。
これから何をしたらよいのか。
みんなで話し合いながら・歩きながら考えたいと思います。

 

たくさんの想いが結集した『たまたま』。
見守っていただきありがとうございました。

日舞台写真をアップしますね!
(担当・白川)

【速報】『たまたま』は無事4回公演を終えました!

詳細はまた後日!

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『たまたま』2日目は昼夜2回公演でした

8月5日(土)、『たまたま』の2日目。昼夜2回公演です。

 

13時前にパルテノン多摩に向かうと、すでに夏祭が始まっています。ただし思ったよりもだいぶショボい(失礼!)。とは言え、盆踊りは夜ですから、まだ通し稽古みたいなものなのでしょう(たとえが微妙に間違っている気がする)。

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気になっていたきらめきの池を見たら、なるほどこういうことでしたか。手前が子どもたちの遊び場として解放されています。審美的にはちょっと残念なことになっていますが、子どもたちの遊ぶ姿は、それはそれで味わいのある光景です。

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中央公園は、やはり暑いせいか人が少ないです。ちょうど良い季節になると、至る所にピクニックの人たちがいるのですが。そんな中、やはりカルガモくんたちは我が物顔に歩き回っています。子どもに追いかけられたら凄い速度で走って行き、パパが「おおっ、速い速い!」と感嘆の声を上げていました。て言うか、カルガモを追いかけてはいけません!

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本日はほぼスタッフの仕事だけをしていたため、公演自体はロビーに備えられたテレビを通じてところどころ見た程度です。そのため初日とどう変わったのかは分かりませんが、聞こえてくる音声や観客の反応、終演後の拍手、見に来てくれた友人たちの感想、そしてネット上の反応などから見て、初日と変わらない成功を収めていたようです。

 

また本日も友人知人が多数来てくれて本当に感謝です。ありがとうございました。

 

 

スタッフは公演時間の間何をやっているかというと、遅れてくるお客様もいなくなる時間になれば、結構暇です。ただし今日は、チラシ束の数が不足しそうだということで、新たなチラシ束を100部作るのに、そこそこ時間を取られました。

 

でもその合間に、チラチラとお祭りの様子を見に行ったりもしました。何と言っても、公演真っ最中の19時50分にキティちゃんが盆踊りを披露するのです。『たまたま』だけでなく、多摩ニュータウンのアピールも兼ねた当ブログがそれを取材しないわけにはいきません。

やはり夜になると、昼とは桁違いの賑わいを見せています。そしてついに、この街の影の市長と呼ばれるキティちゃんがやってまいりました。キティちゃんと、ぽこぽんくんと、知らないけど綺麗なお姉さんが櫓の上で踊ります。お忙しい中を来てくださったキティちゃんは、10分で帰っていきました。浦安のネズミ君と同じで、キティちゃんはこの世に一人だけ。したがって同時刻に別の場所には現れません。彼女がここで踊っている間 ピューロランドには主役がいないのです。残念ですが、短時間の出張で、キティちゃんは数百メートル先にある自らの王国に戻っていきました。ありがとうキティちゃん。

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21時5分過ぎに夜の部終了。終演後は、役者さんと、その友人・知人の方々がロビーで挨拶をしていますが、今日は時間に余裕があるので、あまり気にする必要はありません。21時40分くらいに退出して本日は終了です。何だかんだで昼夜2回公演は、スタッフも疲れますね。

 

 

 

さて、17時にお弁当はいただいたものの、さすがにそれだけで終わりというわけにもいきません。かと言って、ガッツリ普通の食事をする感じでもない。スーパーかコンビニで何か適当なものを買って帰ろうかとも思ったのですが、せっかくだから、もし空いていたらあの店で軽く一杯飲んで帰ろうと思い立ちました。はい、前に大プッシュしました「串焼きたくま」です。

http://tamatamatama2017.hatenablog.com/entry/2017/08/01/114744

 

外から覗くと、さすがに混んでいる…ん? ちょっと待て、あそこに見えるのは…まさか??

 

はい、そこにいたのは、『たまたま』の役者陣と、そのお客様でした。私の記事を真に受けて、この店に飲みに来てくださったのです。これは本当にライター冥利に尽きます!!・゚・(ノД`)・゚・

 

当然私もそこに混じります。計12人で、約1時間半 過ごしました。たくまの料理は大好評。私への遠慮やお世辞も少しは混じっていたかもしれませんが、さすがにそれだけとは思えず、本当に美味しいと評価してくださったようです。

それにしても皆昨日と比べてもよく飲む。またこの店の料理は、酒が進む料理なのです。しかし(たれではなく)塩味の串焼きに、さらに伯方の塩をつけて「このレバーには塩が合う!」と言っていたOさん、さすがにそれは健康に良くないと思います(笑)。

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この座組も日曜で解散です。できれば再演を望みたいところですが、その前に、『たまたま』楽日をぜひお見逃しなく! まだ当日券で入れます! 夏祭も日曜までやっています!

 

 

 

 

市民スタッフのマサトでした。

 

 

 

 

 

《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「たまたま」

 

84日(金) 1930分開演

85日(土) 14時開演/19時開演

86日(日) 14時開演 

 

上演時間:2時間予定 パルテノン多摩 小ホール

 

http://www.parthenon.or.jp/act/2996.html

 

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『たまたま』初日の幕が開きました

8月4日(金)、いよいよ『たまたま』の幕が開きました!

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14時からゲネプロがあるので、私はその時間を目指してパル多摩へ。着実に進む祭りの準備。そして多摩中央公園を覗いたところ、何やら清掃作業中。万が一土日もこんな感じでしたら、無粋でごめんなさい! でもカルガモさんたちはそんな人間の営みなど関係無くのんびりと過ごしていました。

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14時からゲネプロを拝見。こんな機会でないとできないので、時々場所を移動して会場のいろいろな場所で観劇。最前列に座ったら、写真撮影の邪魔になるからと注意されました(汗)。

パルテノン多摩の小ホールは(小と言っても304席ありますが)、どこからでも見えやすいです。ただし音の響きは場所によって驚くほど違います。反響の関係で、ピアノの演奏と重なると比較的台詞が聞き取りにくなるところもある(すみません、仕事の関係で音にはうるさいのです)。ただしこれはほとんど人がいない状況なので、人がいっぱい入ればかなり違うかもしれないなと思いました(それは正しいことが後に判明)。

 

 

本番までの間、役者さんはみんなもっとくつろいでいるのかと思いきや、ほとんどの人が舞台上に立って自主稽古というか、本番に向けてエンジンを温めておくためのアップを続けています。その一方、客席でじっと音楽を聞いて集中力を高める人も。舞台上にいない人も、おそらく別の場所で似たようなことをやっているのではないでしょうか。また、舞台上にいても、体を動かして声を出すわけではなく、皆の姿をじっと見守っている人もいる。あれも精神的な面から『たまたま』の世界に入り込んでいるのでしょう。本番前のアプローチは本当に人それぞれ。そんな光景は、一般の観客としては見られないものなので、非常に新鮮でした。写真でお見せできないのが残念です(そもそも写真を撮っていませんが)。

 

 

本番では、私はチラシ配りの担当。自分で折り込んだ当日パンフ+チラシを来場者の皆様にお渡しします。チラシの束を持つ左手がこんなに疲れるものだとは予想していませんでした。

 

私の友人知人も結構見に来てくれている。ありがとう。もちろんワークショップの参加者も。その筋では有名なシアターゴアの姿もチラホラ。皆様、よくぞ来てくださいました。

 

初日は、市民スタッフに参加する前から自分でチケットを買っていたので、開演5分前にスタッフ証を外して一観客に戻ります。この日はほぼ満員。これまでガラガラの客席で、通し稽古とゲネプロを見ましたが、本番ではどう変わるのでしょうか。

 

 

ついに開演。いろいろとビックリです。観客の反応が凄くいい。とても温かいヴァイブレーションが場内を満たしている。非常に適切な、温かい笑いが起きる。よく観劇をされる方なら、この「適切な温かい笑い」というのが、実はとても貴重なものであることをご存じでしょう。「適切の範疇をハズレた、笑いのための笑い」「いかにも内輪受けな笑い、あるいはスノッブな笑い」「極端に笑いの沸点が低く、そんなに笑う必要もないところでの大袈裟な笑い」など、かえって場の空気を白けさせる笑いが少なくありません。しばしば腹に据えかねることがあります。「舞台は観客と共に作るもの」というのは決して観客サービス用のフレーズではなく、本当に観客の観賞態度が劇場全体の雰囲気を変えてしまうのです。

 

その点、今回パルテノン多摩小ホールを満たしていたのは、申し分のないヴァイブレーションでした。観客の反応を見て初めて「あ、そうか。ここって実は笑うシーンだったのか」と気づかされるところさえありました。そのようなヴァイブレーションは当然役者にも伝わります。皆 ゲネプロよりもずっと自然でスマートです。通し稽古を見た時には、正直かなり荒削りな部分も多かったのですが、本番ではほとんどの部分がきちんと作品世界に馴染んでいました。そりゃあれだけ素直に過不足の無い反応をされれば、役者だってやりやすいし、いやでも気分が盛り上がってくるでしょう。通し稽古/ゲネプロ/本番初日と見てきましたが、本番のグルーヴ感がずば抜けていました。

そして気になっていた音響も、やはりお客さんが入ると、その体でトゲトゲした部分を上手い具合に吸い込んでくれる。台詞は聞き取りやすくなり、ピアノの音もまろやかに。少なくとも私の座っていた席では、音響の問題はほぼ解消されていました。

 

そんなこんなで全体のノリも良くなっていたのでしょう。ゲネプロで2時間10分だったのが、本番では2時間4分に。どこで6分も短くなったのか、役者たちが後で不思議がっていたほどです。

 

 

しかしこの日は19時30分開演で21時34分に終演。それなのに完全退館時間が22時。しかもその間に初日乾杯をするというありえないスケジュール。初日の常で、出演者の知り合い等が多いので、たいへんな状況。それでもどうにかこうにかほぼ時間通りに退館できたのは奇跡でした。

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その後、何となく役者さんたち(と、そのお知り合い)の飲み会に混じることに。知らない人も多かったので写真は遠慮しておきましたが、お通しだけ写しました(笑)。個人的には、12年ほど前から舞台で何度となく演技を拝見しているS・Rさんと初めて話すことができて嬉しかったです。

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残りは2日、3公演です。あとたった3公演で、『たまたま』がこの世から消えてしまいます。

 

 

 

市民スタッフのマサトでした。

 

 

 

 

 

《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「たまたま」

 

84日(金) 1930分開演

85日(土) 14時開演/19時開演

86日(日) 14時開演 

 

上演時間:約2時間 パルテノン多摩 小ホール

 

http://www.parthenon.or.jp/act/2996.html

 

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【まとめ】『たまたま』だけを見て帰るなんてもったいない!!〜見どころだらけの多摩センター周辺

『たまたま』無事初日の幕が開けました。

 

本日は平日の19時30分開演だったので、終演後は何かと慌ただしかったです。

 

しかし明日からは土曜日曜の週末。多くの人にとっては休日でしょう。つまり観劇前か観劇後にそれなりの時間が取れるのではないかと思います。

 

あらためて申し上げますが、多摩センターまでいらっしゃるのであれば、お芝居だけ見て帰るのはあまりにもったいない。これまでにオススメした多摩センターのスポットをもう一度整理しますね。

 

 

★今や多摩センターは別名「キティちゃんの街」です。お時間がある方は、ぜひともサンリオピューロランドを覗いてください。

http://tamatamatama2017.hatenablog.com/entry/2017/06/23/121055

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★ファッション・スポーツをはじめとした買い物なら2つ先の南大沢にある、東京都内に2つしか存在しない大規模アウトレットの1つ「三井アウトレットパーク多摩南大沢」へどうぞ。日曜までセール期間中です!

http://tamatamatama2017.hatenablog.com/entry/2017/07/19/165446

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★多摩センターから電車で直通10分圏内に4つのシネコン+1つの名画座で、全37スクリーンが揃っています! 映画好きなのあなたは、ぜひとも芝居とのハシゴを!!

http://tamatamatama2017.hatenablog.com/entry/2017/07/20/113239

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★時間に余裕があり、昔の多摩を観たいという方には一本杉公園がオススメ。

http://tamatamatama2017.hatenablog.com/entry/2017/07/21/171755

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★紹介できませんでしたが、過去へのタイムスリップなら、駅のすぐ近くに「東京都埋蔵文化財センター」という施設もあり、こちらでは縄文時代の多摩を見ることができます。多摩地区はニュータウン開発によって初めて人が住み始めた土地ではなく、1万年以上前から文化が栄えていた地なのです。

https://www.tef.or.jp/maibun/index.jsp

 

 

パルテノン多摩までの途中にあるのが、東京で5番目/日本全国で15番目に大きい「丸善 多摩センター店」。こちらはぜひともお寄りください。

http://tamatamatama2017.hatenablog.com/entry/2017/07/22/104345

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★多摩センターでの飲食なら、こちらをご参考になさってください。

http://tamatamatama2017.hatenablog.com/entry/2017/08/01/114744

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★残り2日間には、何と駅からパル多摩までの間で夏祭が開かれています!

http://tamatamatama2017.hatenablog.com/entry/2017/07/29/153628 

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★そしてパルテノン多摩にいらっしゃるなら、10分程度でもいいですから、必ずその上に広がる多摩中央公園をご覧ください。多摩ニュータウンならではの光景が、そこに広がっています。

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★多摩センターまでのアクセスは、こちらにまとめてあります。

http://tamatamatama2017.hatenablog.com/entry/2017/07/31/101636

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観劇だけして帰るなんて本当にもったいない。ハローキティとの触れあい/アウトレットでのお買い物/映画/過去へのタイムスリップ/巨大書店/夏祭り/飲食と、多摩センターは、あらゆる文化・エンタテインメントを楽しむことができる街です。

 

土曜日曜、皆様のお越しを心よりお待ちしております!!!

 

 

 

市民スタッフのマサトでした。

 

 

 

 

 

《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「たまたま」

 

8月4日(金) 19時30分開演

8月5日(土) 14時開演/19時開演

8月6日(日) 14時開演 

 

 

※上演時間:約2時間5分  パルテノン多摩 小ホール

 

http://www.parthenon.or.jp/act/2996.html

 

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「たまたま」出演者、亀島一徳さんにインタビュー!

市民スタッフFです。
たまたま出演者インタビュー、今回は多摩センター育ちのこのお方、亀島一徳さんです!

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亀島一徳  1986年生まれ。東京都出身。小中高と多摩センターで育つ。ロロ所属。ロロには09年の旗揚げから参加し、ほぼ全作品に出演。映像も含め外部作品への出演も多数。近年の主な舞台出演作に、東京グローブ座で上演された『TOKYOHEAD~トウキョウヘッド~』、KUNIO12『TATAMI』、サンボン『口々』、木ノ下歌舞伎『勧進帳』『東海道四谷怪談―通し上演―』などがある。

 

 

ー亀島さんは多摩センターご出身ですが、ワークショップの発表会のときに、作品の中で若い頃に感じていた気持ちを台詞で言われていましたよね。亀島さんにとって、多摩センターはどんな街ですか?

 

僕、今30歳なんですけど、やっぱり10代とか20代前半の頃は今思うとあんまり地元に対してポジティブな感情は持っていなかったですね。なんならちょっと恥ずかしい、ぐらいに思っていました。

 

ーその気持ち、とってもわかります(笑)。わたしもかつてそういう若者の一人でした。でも、その“多摩コンプレックス”を感じている人もいるし、感じていない人もいるんですよね。

 

そうなんですよ。(コンプレックス)感じますよね?でも、周りを見てもみんながみんな感じているわけじゃないんですよね。

 

ーずっと住み続けている人もいるし、結婚して子供を産んで多摩で三世代で暮らしている人もいますもんね。その違いって、なんなんでしょうね。

 

ほんと、なんなんですかね。でも僕も年を取って30歳になって、正直あんまり地元について考えたりしていなかったんですけど、この「たまたま」の芝居を演るにあたって、地元についてもう一度考えることになって。街歩きしたり、いろんな人と地元について話してみたり。 「嫌い」っていうのは、まだ、“感情”があるじゃないですか。

 

ー無関心ではない、っていうことですよね。

 

そうです。無関心ではないので、何かしら思うところがあって。多摩センターも若い頃は全然おもしろくないな、って思っていたけど、自分も大人になって、歩車分離されていることの特別さとか重要さを感じるようにもなりましたね。

 

ー私も、それは多摩センターを出て行ってから感じましたね。以前町田マリーさんのインタビューでもその話題が出ましたが、あの歩道がしっかり確保された街で育つと、ちょっと平和ボケみたいなところが自分自身にあるんだな、って身体レベルで気付くというか。

 

どっちがいいんですかね。全世界が多摩センターみたいだったらそれでいいんですけど(笑)、そうじゃないじゃないですか。けっこう“特殊で過保護な状況”で。そういった環境で育ててもらえるのは幸せは幸せなんですけど。

 

ーその“過保護さ”って、外に出ないとなかなか気付けないですよね。

 

そうですよね。べつにずっとそこに居られるわけではないし。選び方によってはずっと居られるのかもしれないですけど。

たとえば高円寺で、僕くらいの年齢の男が昼間っからバンドT着てフラフラしていてもべつに何も言われないじゃないですか。そういう人はいっぱいいるし。でも、多摩センターでそれをやっていると、人を不安にさせるかもな、みたいな。

 

ーちょっと不審者扱いされるかも、みたいな(笑)

 

なんでこの人は平日の昼間にいて働いていないんだ、って。

 

ーそれはやっぱり“中央線カルチャー”があって、っていう街全体の文化ですよね。そういう文化に共鳴している人たちが住んでいる。でも、多摩センターにはそういう文化はないですもんね。

 

でも、ほんとはいろんな人がいるはずなんですよね。僕みたいに自由業の人もいるだろうし。勝手に僕がそう思っているだけかもしれないけれど、「圧倒的な正しさ」みたいなものがあるというか……。

 

ー「圧倒的な正しさ」とは?

 

安心・安全とか、豊かな緑がある、住宅ローンで持ち家がある、とか。そいうことが若い時はウザかったのかな。でもそうやって生きていける人って一部じゃん、って。そこからはみ出た人に対する寛容さが、ないわけじゃないんだろうけど……。

 

ーワークショップの発表会で亀島さんが「(若者が)買える服屋がないんだよね」って台詞を言っていたのが、すごく共感したところで。多摩センターって、そこで生まれ育った若者はもちろん、近隣にたくさん大学があって、若者の出入りも多い場所でそれなりの規模の街なのに、その層のニーズに応えるサービスがまったくないんですよね。若者にやさしくない街だな、って思って過ごしていました。除外されているというか。だから、単身の若年層は出て行ってしまう。

去年、ネットニュースで見て知ったんですけど、「多摩市と埼玉県の所沢市の30代単身者の転出」がとても多いらしいんです。

toyokeizai.net

 

わかるな~~!僕、所沢も大学生のとき住んでましたもん(笑)。

 

ーマジですか!?二都市を制覇していますね(笑)

 

その世代に、所沢も多摩センターも向いてないんですよね。そもそもが。

 

ー対象とされていないんですよね。

 

そこに向けて作られてない、っていう。

 

ー「じゃあそりゃ出ていくよね」って話になりますよね。それは「街」の機能として、多摩センターの問題点の一つでもあると思います。働き盛りの世代には都心部への通勤がしんどい、という大きな要因ももちろんあるのですが。

今、「たまたま」の舞台の中で改めて故郷と向き合ってみて、どうですか?ポジティブな感情は湧いてきましたか?

 

ここから好きになっていくだろうな、って思いますね。もっと年を取ったときに、最終的に多摩センターに住むのか、というのは正直まだわからないんですが……。この劇を始めるときに、「好きか嫌いかわかんないな」って気持ちだったのが、今は「好き」寄りではあるかな、って。自分が年を取ったから、っていうのもあると思いますが。

 

ーご自身の中で、少し気持ちの変化があったんですね。 では、「たまたま」で演じられる役どころについて教えてください。

 

何役も演るんですが、さっき話したような、「多摩センターに物足りなさを感じている若者の役」も出てきます。

 

ーまさにそのものですね(笑)いちばんリアリティのある役ですね。

 

そうですね。半分ドキュメントみたいな役柄なので、同じように思っている若者が共感してくれたら、僕もさみしくないと思います(笑)。僕だけが思っていたことじゃないんだな、って。

 

ーおそらく、共感してくれる若者はいっぱいいるような気がします(笑)
では、最後に観に来てくださるお客様にメッセージをお願いします。

 

いろんな見方、いろんな視点の提示がされる劇だと思います。多摩センターの街に住む人がこのお芝居を観て、ああだよね、こうだよね、って言って楽しんでもらえたらうれしいですね。あと、知らなかった地元の歴史に出会ったり。街のポジティブなところ、ネガティブなところ、いろんな要素が詰まっているので、多摩ニュータウンに住んでいる人は興味深く感じてもらえる作品になっていると思います。

 

ー改めて多摩の街の再発見ができる舞台になりそうですね。ありがとうございました!

 

 

亀島さんの話を聞きながら、もう一人の自分と対話をしているような気持ちになりました。そして、ほんとうはもっと、多摩に住んでいた頃にこういう話を誰かとちゃんとしたかったんだ、と思っていたことに気付かされました。
亀島さんは劇中で何役も演じられますが、やはり、ご自身が若者だった頃に感じていた気持ちが投影された“モノローグ”の部分に、ぜひ注目していただきたいと思います。

ニュータウンは様々な問題を抱えているけれど、じゃあ、ここから、どんな風に変わっていけばいいのか。変われるのか。「たまたま」という舞台が、もう一度みんなで一緒に「街」について考えていくきっかけになればいいな、と改めて思いました。

「たまたま」、いよいよ開幕です!

 

《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「たまたま」

 8月4日(金) 19時30分開演

 8月5日(土) 14時開演/19時開演

 8月6日(日) 14時開演 ※上演時間:2時間予定 パルテノン多摩 小ホール

 http://www.parthenon.or.jp/act/2996.html

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いよいよ開演前日!!

いよいよ明日は『たまたま』の初日です! 私は前日(木)と初日(金)の2日間、仕事を休んでお手伝いすることにしました。土日を含め、4日間パルテノン多摩にこもります。

 

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とりあえず正午に集合とのことなので、駅の方からパル多摩へ。土曜と日曜に開かれる祭りの準備も少しずつ進んでいるようです。

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そして本日気がついたのですが、駅からパル多摩へと向かう通りは「パルテノン大通り」のはずなのに、ふと気づくと、「ハローキティストリート」という幟がズラリと並んでいます。最初はパルテノン大通りと交差してピューロランドに向かう通りかと思いましたが、そうではない雰囲気です。

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何と言うことでしょう。パル多摩の手前では、「パルテノン大通り」と「ハローキティストリート」が、我こそ正統なりと主張し合っています。パルテノン多摩とピューロランド、多摩センターの二大勢力の間でこんな領有権争いが勃発していたとは怖ろしい。尖閣諸島もビックリの状況です。

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ちなみに私の聞いた都市伝説によれば、多摩センターの街でキティちゃんの悪口を言うと、突然現れた黒い服の男たちによってどこかへ連れ去られ、そのまま記憶を消…おや?こんな時間に誰かが呼び鈴を鳴らしています。怖いので居留守を使って本題に話を進めましょう。

 

 

 

 

本日のメインの仕事はチラシの折り込み作業です。いつも芝居を見に行くともらうチラシ。とりわけこまばアゴラに行くと、漬け物石代わりに使えそうなほど重い束をもらいますが、あれを作る作業です。

 

場所は小ホールのロビー。机にずらりと並んだチラシの束。しかしこういう作業をやるのは初めてなので、どれくらいの時間がかかるのか分かりません。3時間くらいかな?と予想します。参加者は3~4人。

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さて、始めると指でチラシが取りにくくて結構たいへんです。劇場でチラシをもらうと、同じチラシが2枚入っていたり、隣の人の束に入っているチラシが自分のところには入っていなかったり…ということがよくありますよね? 実際に自分でやってみると、そういうことが起きるのも無理はないことがよく理解できます。情報の取扱がこれだけデジタル化されている時代にしては信じられないほどアナログな作業。しかし逆にここまでアナログだと、何だか楽しくもなってきます。そう言えば学生の頃、これに近い形のアルバイトをいろいろしたような…などという思い出も甦ったり。

 

ちなみにチラシの折り込みは、このように劇場側がやるものとは限らず、チラシを入れてもらうカンパニーが自ら折り込みに来たり、専門の業者がバイトを使って代行作業をしたり、いろいろなケースがあるようです。

また折り込み作業には「東京方式」と「大阪方式」があって、「東京方式」は各カンパニーが列になり、自分たちのチラシを折り込んで次のカンパニーにチラシの束を渡していく方式。「大阪方式」は自分のチラシも他のチラシも関係なく全員でひたすら束を作っていく方式。今日の我々は大阪方式ですね。チラシ折り込み1つ取っても意外と奥が深い。

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しかしなかなかチラシの山は減らない。「指サックとかメクールとかあればいいのにね…」などと話していたら、制作担当の方が事務所から借りてきてくれました。メクールです。早速使ってみました。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

何だこれ! 全然違うぞ!! 

スピードが150%くらいアップした!!!

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素晴らしい! メクールは本当に偉大な発明です。ノーベル賞とは言わぬまでも何か賞を贈りたいくらいです。本当に感激です。

 

 

その後人数は徐々に減り、最後は2人の作業になりましたが、とりあえず一区切りで16時20分! 予想をだいぶオーバーしています。ここでお弁当をいただきました。食べかけの写真ですみません。肉体労働の後でもあり、お弁当おいしゅうございました。

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ついでにここで長年の疑問を尋ねてみました。「19時開演の芝居に出る役者さんって、食事はいつ頃しているのですか?」答えは「17時頃」でした。やはり開演前に食べるのですね。芝居を終えて来客への挨拶をしたりしていると22時を過ぎますから、そうでなければもたないでしょう。役者は体が資本です。

 

 

 

この時点でさらに1人離脱。残ったのは私1人ですが、外部団体のチラシとパル多摩のチラシを組み合わせた最終型を全部完成させるまで、残りあとわずかです。通し稽古は18時から。それまでの時間つぶしにもなるし、これっぽっちを明日に残すのは気持ちが悪い。もう全部やってしまえ!と、1人でコツコツ最後の作業を続けました。結果、17時35分に800部のチラシ束完成!! いや~、さすがに疲れた。約5時間半。3時間という読みの倍近くかかりました。やはりアナログ仕事は時間がかかります。

 

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ちょっと外に出てみたらビックリ。さすがに写真に写すのは無理でしたが、パル多摩の前を多くのトンボが飛び交っています!! もうそんな季節なのか…としみじみ。多分日が傾いて涼しくなった夕方に出てくるのでしょう。夕方にパル多摩~多摩中央公園にいらっしゃる方は、無数のトンボに出会える可能性がありますので、どうぞお楽しみに。

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そして18時から、いよいよ初めて見る『たまたま』の通し稽古。感想は…初日前に言えるわけないでしょ!(笑)。

 

ただ1つ、出演者がインタビューで口々に言っていた「普段の瀬戸山美咲/ミナモザの瀬戸山美咲とはまったく違う作品」というのは本当でした。シリアスからコメディ、ファンタンジーまで何でもありのオモチャ箱のような作品を、どうぞお楽しみに。初日は明日、8月4日(金)19時30分からです!!

 

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P.S. 

「多摩センターで何を食べれば良いのか?」の記事でオススメしたトレーノ・ノッテは、パル多摩の向かって右側の入り口から入り、すぐ左脇にあるエレベーターから行けます。カフェは4階、レストランは5階です。

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市民スタッフのマサトでした。

 

 

 

 

 

《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「たまたま」

 

84日(金) 1930分開演

85日(土) 14時開演/19時開演

86日(日) 14時開演上演時間:2時間予定 パルテノン多摩 小ホール

 

http://www.parthenon.or.jp/act/2996.html

 

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