「まちまち」ワークショップ2日目(6/23)
初めまして。市民スタッフの「ひろ3」こと三宅です。
サラリーマンを卒業し、町田に住む60代のじいさんです。
担当は広報です。どうぞよろしくお願いいたします。
前回の多摩ニュータウン×演劇プロジェクト『たまたま』を観て、
「ここには生きるのに必要なものは全部揃っている。けれど…」。出て行く。
という話に驚き、興味を抱き、参加しました。
それでは、プロジェクト2日目の様子をお伝えします。
「まちまち」ワークショップには、キャスト・市民スタッフとして、10代から70代の老若男女 約50名が参加しています。
今回は、コミュニケーション・ゲーム、名前連呼遊びからのスタートです。
基点となる人から順番に「Aさんの隣のBさん」と次々に名前を繋げて、最後に自分の名前を叫びます。
いや~、年寄りには辛い!辛い! 名前、ひとつ覚えるだけでも大変です。一度に何十人も。無理~!
若者は記憶頼りに真摯に呼びかけていきます。
一方、年配者の中には、誘導して相手に名前を言わせる輩も。人生経験の違いを実感しました(笑)。
かくいう私は、ハズキルーペを取り出し、名札の読み上げましたが、それでも噛んでしまう、あ~、情けない。
公演の成功に向けて、皆さんに迷惑かけないよう、頑張ります!
最後のメンバーが全員の名前を正確に呼べた時には、全員拍手喝さい、賞賛の嵐でした。
そして、いよいよ、5つのチームに分かれ、ファシリテーターのみさぴー(演出の瀬戸山美咲さん)から、「まち歩きで拾ったネタを5分間の芝居に仕立てる」という指令を受け、パルテノン多摩から多摩ニュータウンの各地へゴー!
そんなに簡単に芝居ができるのかいという不安と、ワクワクが交錯しつつ、一目散に表に飛び出して行きました。
みなさんの日頃の善行のおかげか、雨も降らず、暑くも寒くもなく、日焼けも気にならない、ベストな天候。
我が班は一本杉公園を目指して、約2.5kmの徒歩での散策。
歩き始めて、すぐに気づいたこと、それは、同じ三多摩地区でも、多摩ニュータウンと町田は全く違うということ。
駅からすぐに中央公園、そして緑豊かな住宅地、車歩分離された道。
子供達は、車と出会わず小学校や中学校に通えるなんて、凄すぎます。
今、自動運転のためにシンガポールは街全体の車歩分離を計画していますが、すでに多摩ニュータウンにはその環境があります。
車は地下、人の出入りは1F、さらに多目的に使える部屋(店舗など)付きのマンション、ヨーロッパ風の瀟洒なテラスハウス、そして、なにより高層物が無いとっても広い空。まさに人間中心にデザインされたお洒落な未来都市。
遊び心に溢れたモニュメントもあちらこちらに。橋の袂に恐竜のオブジェが装飾された「恐竜橋」もありました。ちょうど片方の恐竜の下あごが外れ、寺院の山門の阿形(あぎょう)像と吽形(うんぎょう)像のようになっていました!
アートの街でもあるんですね。
途中で見つけた 推定の樹齢は500年から600年の、大小2本の木が寄り添うように生えている平久保のシイ(びりくぼのシイ)。
こんな樹が沢山生えていた丘陵地を整備したとは、国家プロジェクトはやっぱり凄い!
大きな木を見つけて驚くメンバー
そして、目的地、江夏 豊の引退試合もあったという本格的な球場がある公園の一本杉へ。
興奮し過ぎて、迷子。すれ違い。何人かともう会えないかと思った瞬間、携帯電話が通じ、再会。やっぱり多摩ニュータウンは広い!
芝居に仕立てる作業は、バス停で帰りのバスを待ちながら。
慌ただしく会場に戻り、我が班から上演開始。稽古なしの一発本番。
いや~。なんとかなるもんですね~。
みんなでシイの木を作り、枝の1つ1つが、代わりばんこに、散策での発見をストーリーテラーとなり語りかけ。
それぞれが想う心で伝わったと、勝手に満足しています(笑)。
他のチームのパフォーマンスも本当に素晴らしかった。
高度成長期を越えベットタウンとして完成した多摩ニュータウン、少子高齢化社会へ向けて変わっていく多摩ニュータウン、
壮大な計画都市、そして、日本の未来を担う実験都市・・
さあ、次回はどんな冒険があるのか、待ちきれません。
《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「まちまち」
進行・演出 瀬戸山美咲
8月11日(日・祝)12:00/16:00
パルテノン多摩小ホール
チケット6月29日(土)発売開始!
http://www.parthenon.or.jp/act/3552.html
「まちまち」ワークショップ1日目!(6/16)
こんにちは。
市民スタッフの荻山です。
普段は公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団で、主に演劇事業を担当しています。一昨年、観客としてみたこの企画の第1段「たまたま」をみて、それが大変面白く、今回その第2弾である「まちまち」の募集チラシをみて、これは…絶対行きたいと思い、市民スタッフ枠に応募し、参加することになりました。どうぞよろしくお願いします!
今日は、そんな「まちまち」ワークショップの1日目でした!
そして、つい、ほんの15分前にそれが終わりました!
その興奮冷めやらぬ今、早速このブログを書いています!
では、書きます。
相変わらず素敵なパルテノン多摩へ向かう道。
たくさんの参加者。今年は定員をはるかに超えた応募があったそうです。
最初は、自己紹介ゲームをしました。
自分の呼ばれたい名前を言いながらジェスチャーをし、みんながそれをマネします。
個性的な動き、呼び名。みんなで笑いながら、気が付くと声、雰囲気までマネしはじめます。
演出家の瀬戸山さんは、「みさぴー」って呼んでくださいとのこと。
その後、ジャンケンをしたり、参加者で協力して「木」「イス」、「時計」、「干支の動物の何か」をつくったりしました。
こうして仲良く遊んだ僕らは、次に新聞紙で多摩ニュータウンを作りました。
何かをつくっています。
あの建物はもしや…
多摩一本杉球場。江夏さんが引退試合をした、と教えてもらいました。
日医大のそばに、お家があるそうです。
みんなで作った多摩モノレール。力作。完成したときは、拍手喝采が。
ゲオ、ケンタッキー、ドンキホーテ、ブックオフ、漂う誰かの生活の気配。
僕もそっと、我がJR八王子駅と、サザンスカイタワー(オリンパスホール)を作りました。
そうやって作った「まち」をみんなで眺めながら、演出のみさぴー(瀬戸山さん)がいろんな人にインタビューをしていきます。
出てくるエピソードがどれも魅力的で、時に真剣に、笑顔が絶えぬ会場。
なんだかとてもワクワクしました。
次にフィールドワーク。4つのグループにわかれ、パルテノン多摩の周辺を散歩しました。
この日は29度。暑さ対策をして、出発。
エレベーターで上へ。…上?
なんとパルテノン多摩の上(5F相当)には、なんとすごくひろい公園があります!
広い。
竹林があったり
まむしに注意!?
味わい深い池
一本だけ咲く「ネジバナ」。
本来季節外れで、時期が来ると一面に咲く、と教えてもらいました。
旧富澤家。連光寺村の名主の家で、明治天皇などが行幸した際には御小休所として利用されました。(多摩市役所HPより抜粋 http://www.city.tama.lg.jp/0000004386.html)
お芝居を観に、何度も通ったパルテノン多摩。
その上にこんな広い公園があったなんて。知りませんでした!
そしてその後、みてきたものをグループごとにまとめ、発表しました。
僕と同じように、初めてこの公園の存在をしり、この魅力を多くの人に知ってほしいという参加者がいました。この公園でのファーストキスの思い出を語った参加者がいました。公園にあるトイレが和式しかなく、ウォシュレットまではいかないけど、洋式トイレがあったほうがいいと思った参加者がいました。これからはじまる再開発の話をした参加者がいました。すごく吠えていた犬の話をしている参加者がいました。
最後にみさぴー(瀬戸山さん)が「まちまち」への想いを話してくれました。
前回の「たまたま」は、フィールドワークの中で「たまたまうまれたもの」を演劇の形にしました。今回の「まちまち」は、多摩地域、多摩ニュータウン、といってもものすごく多様で個性的なそれぞれの「まち」。そこにある細かいことを拾っていこうと思っています。
今日のように「まち」を歩く体験、みんなで考え話し合うこと、自分や仲間たちの中の思い出を発見すること、一緒に具体的に何かをつくること、そういう時間をたくさん積み上げて「まちまち」が出来上がっていくのかな…と、感じました。
なんて豊かな演劇の気配。贅沢な時間。
次回、6月23日はパルテノン多摩から少し離れた場所、ちょっと電車やバスを使っていくようなところを歩くそうです。楽しみです。
《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「まちまち」
進行・演出 瀬戸山美咲
8月11日(日・祝)12:00/16:00
パルテノン多摩小ホール
チケット6月29日(土)発売開始!
http://www.parthenon.or.jp/act/3552.html
多摩ニュータウン×演劇プロジェクト第二弾『まちまち』始まります~!!
皆さまこんにちは!
パルテノン多摩演劇担当の白川です。
ついに、ついに始まりました~!
多摩ニュータウン×演劇プロジェクト第二弾『まちまち』。
皆様は覚えているでしょうか、2年前の2017年、
多摩ニュータウン×演劇プロジェクト『たまたま』を上演したのを…。
多摩ニュータウンの各世代の住民の方の証言と全5回の市民ワークショップをもとに、「街」を描き出すという演劇作品です。
おかげさまで、たくさんの方に観劇していただくことができ
「ホールに来る前と観た後では、街なみが違って見えた」
「自分のふるさとのことを考えた」
など、いろいろな感想をいただくことができました。
今回、その第二弾が決定しました!
タイトルは『まちまち』。
全15回のワークショップを通して街を歩き取材し脚本をつくりあげ、上演するというプロジェクトです。
今回は実際にリサーチに参加する市民が舞台に立ちます!
そしてそれを支えてくれる市民スタッフもいます!
どんな演劇作品になるのか…とても楽しみです。
出演者が制作過程から立会い、自分たちでつくりあげていく演劇プロジェクト。
どうか最後までお付き合いいただければと思います!
6月16日から始まるワークショップは、
市民スタッフの方がレポートしてくださいます。
ぜひ楽しみにしてください!
《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト『まちまち』
進行・演出 瀬戸山美咲
8月11日(日・祝)12:00/16:00
パルテノン多摩小ホール
チケット6月29日(土)発売開始!
フォーラム 「タマにきタマえ~多摩アートタウンの可能性を語ってみよう~」
2018年1月に行われるパルテノン多摩共催のフォーラムに、瀬戸山美咲さんがご出演されますのでご案内いたします。
多摩の未来を語る場を、藝大生がプロデュース。
フォーラム
「タマにきタマえ~多摩アートタウンの可能性を語ってみよう~」
さあ、みんなでタマにきたまえ!
多摩ニュータウンが建設されて約50年。空き家問題、少子高齢化…
今さまざまな課題を抱えている多摩ですが、たくさんの魅力や資源にあふれています。多摩が持つ資源を活用し、住んでよし、訪れてよしの魅力の多摩を作り出すために、
アーティストやまちづくりプランナー、東京藝術大学を巻き込んで、アイディア出しをしませんか?
よりよい多摩を作り上げるために、いっしょに、多摩の未来について語り合いましょう!
スピーカー:
川原 晋(首都大学東京都市環境学部教授)
吉本光宏(ニッセイ基礎研究所)
瀬戸山美咲(演出家・脚本家)
開催日:2018年1月28日 (日)
時間:13時~16時
場所:4階 第1会議室
主催:東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科箕口研究室
主催・問い合わせ:
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科箕口研究室 arttown.mino@gmail.com
共催:公益財団法人多摩市文化振興財団
定員:85名(当日先着順)
参加費用:無料
【速報】『たまたま』は無事4回公演を終えました!
詳細はまた後日!
『たまたま』2日目は昼夜2回公演でした
8月5日(土)、『たまたま』の2日目。昼夜2回公演です。
13時前にパルテノン多摩に向かうと、すでに夏祭が始まっています。ただし思ったよりもだいぶショボい(失礼!)。とは言え、盆踊りは夜ですから、まだ通し稽古みたいなものなのでしょう(たとえが微妙に間違っている気がする)。
気になっていたきらめきの池を見たら、なるほどこういうことでしたか。手前が子どもたちの遊び場として解放されています。審美的にはちょっと残念なことになっていますが、子どもたちの遊ぶ姿は、それはそれで味わいのある光景です。
中央公園は、やはり暑いせいか人が少ないです。ちょうど良い季節になると、至る所にピクニックの人たちがいるのですが。そんな中、やはりカルガモくんたちは我が物顔に歩き回っています。子どもに追いかけられたら凄い速度で走って行き、パパが「おおっ、速い速い!」と感嘆の声を上げていました。て言うか、カルガモを追いかけてはいけません!
本日はほぼスタッフの仕事だけをしていたため、公演自体はロビーに備えられたテレビを通じてところどころ見た程度です。そのため初日とどう変わったのかは分かりませんが、聞こえてくる音声や観客の反応、終演後の拍手、見に来てくれた友人たちの感想、そしてネット上の反応などから見て、初日と変わらない成功を収めていたようです。
また本日も友人知人が多数来てくれて本当に感謝です。ありがとうございました。
スタッフは公演時間の間何をやっているかというと、遅れてくるお客様もいなくなる時間になれば、結構暇です。ただし今日は、チラシ束の数が不足しそうだということで、新たなチラシ束を100部作るのに、そこそこ時間を取られました。
でもその合間に、チラチラとお祭りの様子を見に行ったりもしました。何と言っても、公演真っ最中の19時50分にキティちゃんが盆踊りを披露するのです。『たまたま』だけでなく、多摩ニュータウンのアピールも兼ねた当ブログがそれを取材しないわけにはいきません。
やはり夜になると、昼とは桁違いの賑わいを見せています。そしてついに、この街の影の市長と呼ばれるキティちゃんがやってまいりました。キティちゃんと、ぽこぽんくんと、知らないけど綺麗なお姉さんが櫓の上で踊ります。お忙しい中を来てくださったキティちゃんは、10分で帰っていきました。浦安のネズミ君と同じで、キティちゃんはこの世に一人だけ。したがって同時刻に別の場所には現れません。彼女がここで踊っている間 ピューロランドには主役がいないのです。残念ですが、短時間の出張で、キティちゃんは数百メートル先にある自らの王国に戻っていきました。ありがとうキティちゃん。
21時5分過ぎに夜の部終了。終演後は、役者さんと、その友人・知人の方々がロビーで挨拶をしていますが、今日は時間に余裕があるので、あまり気にする必要はありません。21時40分くらいに退出して本日は終了です。何だかんだで昼夜2回公演は、スタッフも疲れますね。
さて、17時にお弁当はいただいたものの、さすがにそれだけで終わりというわけにもいきません。かと言って、ガッツリ普通の食事をする感じでもない。スーパーかコンビニで何か適当なものを買って帰ろうかとも思ったのですが、せっかくだから、もし空いていたらあの店で軽く一杯飲んで帰ろうと思い立ちました。はい、前に大プッシュしました「串焼きたくま」です。
http://tamatamatama2017.hatenablog.com/entry/2017/08/01/114744
外から覗くと、さすがに混んでいる…ん? ちょっと待て、あそこに見えるのは…まさか??
はい、そこにいたのは、『たまたま』の役者陣と、そのお客様でした。私の記事を真に受けて、この店に飲みに来てくださったのです。これは本当にライター冥利に尽きます!!・゚・(ノД`)・゚・
当然私もそこに混じります。計12人で、約1時間半 過ごしました。たくまの料理は大好評。私への遠慮やお世辞も少しは混じっていたかもしれませんが、さすがにそれだけとは思えず、本当に美味しいと評価してくださったようです。
それにしても皆昨日と比べてもよく飲む。またこの店の料理は、酒が進む料理なのです。しかし(たれではなく)塩味の串焼きに、さらに伯方の塩をつけて「このレバーには塩が合う!」と言っていたOさん、さすがにそれは健康に良くないと思います(笑)。
この座組も日曜で解散です。できれば再演を望みたいところですが、その前に、『たまたま』楽日をぜひお見逃しなく! まだ当日券で入れます! 夏祭も日曜までやっています!
市民スタッフのマサトでした。
《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「たまたま」
8月4日(金) 19時30分開演
8月5日(土) 14時開演/19時開演
8月6日(日) 14時開演
※上演時間:2時間予定 パルテノン多摩 小ホール
http://www.parthenon.or.jp/act/2996.html
https://twitter.com/tamatama201708