ご鑑賞の前にオススメ>『たまたま』年表

『たまたま』は多摩ニュータウンの歴史をベースにした物語です。実はそれだけには到底収まらない、様々な要素を盛り込んだオモチャ箱のような作品なのですが、ともあれ多摩ニュータウンの歴史がバックボーンとなっていることに間違いはありません。

 

そこで当日パンフには、作品理解を助ける意味もあって、『たまたま』年表が組み込まれます。

 

しかし、歴史的な題材を扱った芝居で、このように当日パンフに年表や歴史用語集が入っていることが時々ありますが…開演前のバタバタした時間に、暗い劇場内で細かい字が並んだ予習資料を読むの、ツラくないですか? 入場がギリギリになったりすれば、そもそも読んでいられません。そういうことがあるたびに、「予習が必要な作品なら、その資料、事前にネットで公開してくれよ!」と思ったりしませんか? 私は思います。

 

そんなわけで、すでに初日ではありますが、『たまたま』年表をこちらで事前に公開いたします。

 

 

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全ての要素が直接 物語中に出てくるわけではないので、歴史の授業のように細かく覚える必要はありません。

ただ多摩ニュータウンの建設が決まったのは、今から約50年前。東京オリンピックの少し後なんだ」とか

「でも入居が開始されてから数年間は鉄道の駅が無かったのか。ずいぶんいい加減だな~」とか

パルテノン多摩もピューロランドもココリアの建物(旧そごう)も、バブル時代の末期に作られたのか。道理で豪華なわけだ」とか

ニュータウンの開発事業自体は11年前に終わったのね」とか、

そういった主なポイントを、ご自身の人生と照らし合わせる形で、何となく覚えておけば大丈夫です。

 

ただし1つだけご注意。「1億円拾得事件」だけは、できればウィキペディアなどで概容を簡単に把握しておいた方がいいと思います。これは作品の重要なモチーフの1つになっているのですが、多摩ニュータウンには直接関係無い上に、もはや覚えている人もあまりいない事件。そのため普通に年表を見ても、右目から左目へと抜けていきそうです。しかし全く予備知識無しで見ると、「なぜ突然1億円?」と序盤でつまずく可能性がありますので、ぜひ事前にチェックしておくことをオススメします。

 

画像はパソコンやスマホでダウンロードすれば拡大して見られるはずです。多摩ニュータウンの50年以上に及ぶ歴史と、その背景にあった日本の右肩上がりの時代に思いを馳せながら、『たまたま』をお楽しみください。

 

 

 

市民スタッフのマサトでした。

 

 

 

 

 

《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「たまたま」

 

84日(金) 1930分開演

85日(土) 14時開演/19時開演

86日(日) 14時開演 

 

上演時間:2時間予定 パルテノン多摩 小ホール

 

http://www.parthenon.or.jp/act/2996.html

 

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