「たまたま」ワークショップ三回目!

はじめまして!多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「たまたま」】市民スタッフの「しおり」です。

元々はワークショップの参加のみの予定でしたが、初回ワークショップに参加した際、皆さんがとても素敵な方々ばかりで5回しか会えないのがさみしくなり、市民スタッフでも参加することにしました。

微力ながら、『たまたま』の魅力をお伝えできたらと思います。

よろしくお願いします。

 

それでは、6月11日に行いましたワークショップの様子について紹介させていただきます。

 

■毎度おなじみゲームで準備運動

まずは共通点を持つ人達同士をいかに早く見つけ出し集合するゲームです。

最初は声をかけあって集合していたのですが、天使のような微笑みを投げかけながら、『たまたま』の作・演出の瀬戸山美咲さんがむちゃぶりを仕掛けてきました。

 

「声を出さず、ジェスチャーだけで同じ星座同士で集まってください。」

 

 戸惑いつつも、三回目のワークショップで徐々にみんなのことをわかってきた、ということもあり、言葉を発せずともスムーズに集合できたと思います。

 

 

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ジェスチャーだけでサクッと集合できたぜの図! 

 

次は最後に集合したチームごとで話し合って共通点を見つけ出し、発表していくというもの。

年代・性別もバラバラの仲間と共通点を見出す作業はなかなか苦戦しましたが、お互いのことを知っていくというのは楽しい経験でしたし、時間を越えて同じ経験をした人と集まる、というのは何だか不思議な気分でした。

ちなみに私の属したチームは「大阪の通天閣に行ってビリケンさんを触りました」のチーム!

 

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チーム・ビリケン(真ん中が私です)

 

 

他にも個性的なチームが沢山できました!

 

 

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チーム・四苦八苦(大人数だから。共通内容は失念しました。すみません。)

 

 

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チーム・酒(一緒に飲んだら楽しいに違いないお二人!)

 

 

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チーム・メガネ(でも一人は伊達メガネ!さて誰でしょう?)

 

「演劇」というものをまだよくわかっていない私ですが、相手と言葉と身振りでのコミュニケーションを積み重ねて作り上げていくのが「演劇」という遊びの楽しみ方なのかな、と思いながら、準備運動のゲームを楽しんでいます。

 

■お次は思い出の品を語るコーナー

 準備運動を終えましたら、前回のワークショップで演劇を創作したチームに分かれ、それぞれ持ち寄った思い出の品について語り、チーム内で代表者を選出して思い出を発表するというのを行いました。

 

この日の一番インパクトがあった思い出の品はこちら!

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 インパクトあるビジュアルの中に愛おしい思いが詰まっていました。

 

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笑顔で切ない思いを語る様子にグッときてしまった。

 

iPhoneを通じてのお父さんとの思い出や、

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爽やかな思い出かと思いきや、なんだかピリっとヒリヒリした思い出も。

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まだ3回しか会っていないメンバーなのですが、思い出の品に基づいて本音を語ること仲になっているのは、とても素敵だなあと思いながら皆さんの思い出話に聞き入っていました。

 

■いよいよ演劇作りと発表!

お次は前回それぞれ作ったお芝居作りの続きです。

メンバーが若干変更したということもあり、再度、町巡りを行うチームもありました。

 

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ん?

 

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乗った!!(遠出の為、大人のチカラを駆使したとのことです!)

 

自然が豊かなのも魅力的な街!街歩きもとても楽しいです!

 

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稽古場に残るチームも。

 

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前作を更に作りこんでの白熱の稽古!

 

私が所属するチームは話し合いから。

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多摩の歴史を再確認し、作品を再構築中(結果、今回も即興地獄が待っていました)。

 

そしていよいよ、発表の時間!

途中でも何でもいいから、とにかく発表!

前回に続き、時間切れにより即興劇を余儀なくされた為、流れていく時間の無常さを感じながら、発表に向けて心を落ち着かせておりました。

 

まずは、愛宕地区チームから。

チーム全員で愛宕地区を身体で表現しながら、それぞれの思い出をお芝居に盛り込むなんだかしんみりする作品でした。

 

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竹藪も前回よりダイナミックに!

 

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iPhoneのプレゼントを通じて、親子の絆が深まった模様を再現。

 

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思い出の衣装を羽織っての迫真の演技!(かっこいい!!)

 

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 やりきったぜ!(お疲れ様です!)

 

お次は大人のチカラを存分に発揮して取材に行った唐木田チーム。

唐木田駅まで乗り過ごした男が突如200年前にタイムスリップしたことで、家族愛を振り返る、というSFファンタジーな作品でした。

 

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唐木田の女神銅像はいつだって美しい。

 

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恒例の唐木田あるある(青信号が短いで有名な唐木田の名物風景)。

 

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 200年前の唐木田の家族団らん(おかずは梅干し一個というストイックな家族)。

 

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現在に戻り、家族と食事の約束。

 

そしてそして、メンバーチェンジを経ての新生・多摩センターチーム。

インタビュー形式で物語は進み、登場人物が多摩センターにまつわる風景に擬態化して行き、最後、取材中にチームとはぐれて迷子になった男性が多摩センターを駆けずり回るというセミドキュメンタリーな作品。

 

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多摩センターについてひとしきり語り、 

 

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多摩センターの 風景に溶け込んで行きました。

 

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これは???

 

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 多摩センターの山羊だ!!!(どこにいるんだろう)

 

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真打ち登場!迷子になったーーーーー!!

 

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気が動転して山羊に聞き込み開始(これはおそらくウソ)。

 

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大人なので、きちんと状況報告(これは本当)。

 

最後は即興チーム、否、団地見学チーム。

団地の話からかけ離れ、多摩ニュータウンに憧れ、某軍事開発都市から亡命してきた青年がサンリオピューロランドのヒロインに恋をするという話になりました(なぜ!?)。

 

青年、多摩ニュータウンへの憧れを短歌にしたためる。

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 青年、多摩ニュータウンへ亡命中!

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 青年、亡命成功!

 

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亡命してきた青年に多摩ニュータウンの魅力を伝えるヒヨドリ軍団 。

 

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青年の就職先は憧れのサンリオピューロランド

 

青年、いよいよ運命の出会いが!!!

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人が恋に落ちる瞬間をはじめて見てしまった。

 

団地見学チームは、途中までの発表となりました。

さて今後はどうなるのでしょうか。。。

 

このワークショップで演劇をイチから作る、というのを経験し、創作というのは難しいですが、自分と相手の経験や見たこと、感じたことをすり合わせながら、新しい物語を作って行く面白味を感じています。

そのためには、先ずは相手をきちんと見て、相手の呼吸やしぐさに合わせることが大事なのかな、と、準備運動のゲームや仲間とお話しすることで痛感し、とても刺激的な時間をすごしています。

そして『たまたま』は、どのような新しい物語を作っていくのでしょうか。

私自身もとても楽しみにしております!

また、『たまたま』を通じて多摩ニュータウンと演劇の魅力を是非とも目撃していただきたいとも思います!

今後ともよろしくお願いいたします! 

 

《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「たまたま」

8月4日(金) 19時30分開演
8月5日(土) 14時開演/19時開演
8月6日(日) 14時開演 ※上演時間:2時間予定 パルテノン多摩 小ホール 

http://www.parthenon.or.jp/act/2996.html

 

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By 市民スタッフ・しおり