【多摩の魅力を紹介】多摩センターでは何を食べれば良いのか?

初めての街やあまり行かない街へ行くとき、その街ならではの美味しい店を探す…という方は決して少なくないでしょう。私もその一人です。

 

では『たまたま』が上演される街 多摩センターにはどんな美味しい店があるのでしょうか?

 

単純に美味しい店はあるか?と問われれば、いろいろと揃っています。たとえば駅からパルテノン多摩までの途中にあるショッピングセンター「ココリア」の6Fにはレストラン街があり、どの店も評判は良いです。値段は少し高めですが(除 大戸屋)、だいたいどこに入ってもハズレは無いでしょう。ただし元デパートのレストラン街ですから、やはりどこかよそ行きの感じがあり、「多摩センターの店」という雰囲気が希薄なのは否めません。

http://www.cocolia-tamacenter.com/floor/6f.html

 

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そのパルテノン大通りの十字路周辺には他にもいろいろあり、手前の京王プラザホテルにもレストランがあります(こちらも高め)。

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そしてイオンシネマ多摩センターが入っている丘の上パティオとその並びには、サイゼリヤ、ザ・どん、喜多方ラーメン坂内、サブウェイ、海鮮三崎港、マクドナルド、ミスタードーナッツなどが揃っています。見回せばスタバやサンマルクカフェもすぐ目につきます。ただし全てチェーン店です。とりあえず食べるのに困ることは無いし、どれもそれなりに美味しいですが、「多摩センターならでは感」はより一層希薄になります。

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では多摩センターならではの名店は存在しないのか?

そんなことはありません。街の規模からすると少なめですが、あります。たとえばイタリアンのLa Pala、韓国料理の名家(ミョンガ)、蕎麦の佳、ラーメンの西海など、個人経営(?)の店で美味しい店もいろいろ上げられます。

ただし大きな問題があり、それらの店は大抵駅から少し歩くのです。それもパルテノン多摩と正反対の方向が多く、営業時間の問題なども含めると、『たまたま』の観賞と一緒に…という点では推薦しにくい面があります。構造上、駅からパルテノン多摩にかけての地域に個人経営の店は出しにくく、それはこの街の大きな欠点と言えるでしょう。

 

 

 

しかしそれで話が終わってはつまらない。とりあえず一軒、駅のすぐ近くで、芝居を見終えた後、ちょっと飲むのに良い店を紹介させてください。要するに個人的にお気に入りの店ということですが…

 

 

そのお店の名は「串焼きたくま」です。串焼きメインの居酒屋です。ただし料理のクオリティがかなり高いです。

https://tabelog.com/tokyo/A1327/A132702/13127925/

https://www.hotpepper.jp/strJ000781115/

http://takuteku.exblog.jp/17123484/

 

写真が無かったので、本日取材に行ってきました。

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店構えはやたらに庶民的ですが、料理は一切手抜き無しで職人精神が伝わってきます。この値段からすれば、コストパフォーマンスの良さはかなりのものです。食べログではさほど高い点数が付いていませんが、あれは変です。ここはぜひ食べログではなく私の味覚を信用してください。

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この取材日は日曜日。平日は0時過ぎまでやっていますが、日曜は22時ラストオーダー/23時閉店です。横浜での用事を終えて駆けつけたものの、到着したのは21時45分。あれこれゆっくり試す時間がなく、食べ物は最初の注文だけで終わってしまったのが残念です。食べ物も飲み物も種類豊富で、写真で撮した以外にも多くのメニューがあります。あまりパシャパシャ撮していると怪しまれるので、一番基本的なものだけにとどめました。次は「殻ごとたべるうずらの卵」というのが前から気になっているので食べてみたいです。

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お通しは「こくうま豆腐」です。何とお通しなのに料金はかかりません。良心的です。この豆腐は、味をつけるなら醤油ではなく塩で、という注意書きがあります。

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まず1杯目はこの手の店の定点観測で飲むレモンサワー。ただしこの店のレモンサワーはレモンが強すぎてかなり酸っぱいことを忘れていました(あくまでも個人的趣味)。飲み物もいろいろあるので、定番に限らず何でも好きなものを頼むと良いでしょう。

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串焼きが来ました。タン/バラ/ハツです。焼き具合が絶妙です。キャベツは自動的に付いてきます。無料です。唐辛子味噌が美味しいです。これも一種のお通しと考えれば、お通し2品が無料で出てくることになります。

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名物の焼きおにぎり。ただご飯を固めて醤油をつけて焼いただけの食べ物が、なぜか絶妙の美味しさです。この店は、焼き方に気を使うのもさることながら、塩や醤油などの基本的調味料に良いものを使っているようです(ひょっとするとだし醤油かもしれない)。しかも表面だけでなく、おにぎりの中の方にまでしっかりと醤油が染みこんでいます。

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厚揚げ(たれ)が来ました。少し小さいのが残念ですが(この店は値段が安いものは小さいという相関関係が結構明確である意味分かりやすい)、醤油のたれが絶妙です。柔らかくて型崩れしやすいので、二人で食べようとすると汚らしくなるかもしれません。

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2杯目はたくまハイボール。容量小さめですが、チェーン店の水みたいなハイボールとは違う、ドッシリとした味わいとアルコール含有量。しかも200円だから「最後に軽くもう一杯」にピッタリです。

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本日の注文と料金は以下の通り。

 

レモンサワー 420

たくまハイボール 200

タン 180

ハツ 180

バラ 200

焼きおにぎり 200 

厚揚げ 150

計 1530円

 

お通し代も席料もつかない明朗会計です。都心繁華街のせんべろ店(千円でベロベロに酔える安酒場)に比べれば少し高めですが、それでも安いと言える範疇でしょう。懐に優しいです。しかもただ安いだけの店とは明らかに一線を画しています。全ての食べ物に職人の精神が宿っています。

 

難点としては、人気店で混んでいる場合が多いし、席の配置などから見ても、あまり大勢で行く店ではないということ。2~3人がベスト。せいぜい4~5人がよいところでしょう。しかしその程度の少人数で飲み食いする店としては抜群だと思います。

 

 

駅の北口(パル多摩とは逆方向)には、他にも飲食店の入ったビルがズラリと並んでいます。ただし、少し東の方に行くと客引きがうるさいので、この「たくま」が1階に入っている多摩センタービルの方がオススメです。私は入ったことがありませんが、上にある「さかな市場」という店も評判が良いようです。

 

 

なお、飲み屋さんでしたら、駅の脇にある「おちあい横丁」という長屋のようなビルに、いろいろと個性的な店が揃っていますので、そちらも推薦できます。一般的には、「多摩センターで飲む」ということなら、そこに行くのが定番と言えるでしょう。駅のすぐ脇にあります。

https://www.ntc-dev.co.jp/tenant/tenant_05.html

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その目と鼻の先にあるマグレブというビルにも、月の宴などチェーン系の居酒屋が幾つか入っています。席数が多いので、おちあい横丁に入れなかった場合、そこに行けば何とかなります。

http://estate.maghreb.jp/index.html

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また、私自身は入ったことがないのですが、パルテノン多摩の5階にある「ベジフル・キッチン トレーノ・ノッテ」という店が非常に評判が良いです。おちあい横丁にある「横丁ワイン酒場 LIDO」も同じ系列ですから、何気に多摩センターを代表する店の1つなのかもしれません。ここを取材していれば、もっと大々的にご紹介できたかもしれず、残念です。ただしラストオーダーが21時と早いため、夜の回を見た後の食事には利用できません。

なお同じパル多摩の4階に「カフェ トレーノ・ノッテ」というカフェもあります。そちらは時々ライヴスペースにもなり、『たまたま』ワークショップの最終日には斉藤ネコ・カルテットが来ていました。

http://www.treno-notte.com

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そして別の記事でも書いたとおり、5日(土)6日(日)は夏祭で、駅からパル多摩までいろいろな屋台が出ています。単純に開演前の腹ごしらえなら、そこで適当なものを買って食べるのもありでしょう。ただし芝居を見る前にビールなどはあまり飲み過ぎないように…

 

 

 

実のところ、あまり選択肢が無い中で良い店を…と思いつつ書き始めた記事なのですが、こうしてみると、選択肢はむしろ十分過ぎるほどありますね。

 

・特にこだわりなく、そこそこの味と値段で手軽に腹を満たせればいいなら、ファストフードやチェーン店はほとんど揃っている。

・もっと適当に済ませるなら、土日は夏祭の屋台もある。

・少し上質な食事をしたいなら、トレーノ・ノッテかココリアか京王プラザホテルがオススメ。

・酒を飲むのであれば、おちあい横丁やマグレブ、そして「くし焼きたくま」をはじめ駅の北側に並ぶビルなどに、個人経営(多分)の店からチェーン店まで何でもある。

 

この文章を書くことで、多摩センターの外食環境がイマイチだというのは、実は単なる誤解ではないかと気づきました(笑)。要は多くの店が路面店ではなくビルの上にあり、しかもメインストリートであるパルテノン大通りに構造上 飲食店がないため、どうしてもそういうイメージになってしまうようです。

 

 

『たまたま』を見て心を満腹にしたら、ぜひお腹の方も満腹にしてお帰りください!

 

 

市民スタッフのマサトでした。

 

 

 

《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「たまたま」

 

84日(金) 1930分開演

85日(土) 14時開演/19時開演

86日(日) 14時開演

 

上演時間:2時間予定 パルテノン多摩 小ホール

 

http://www.parthenon.or.jp/act/2996.html

 

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「たまたま」出演者、とみやまあゆみさんにインタビュー!

こんにちは、市民スタッフTです。

 

「たまたま」出演者インタビュー、今回はとみやまあゆみさんにお話をお伺いしました!

 

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とみやまあゆみ 1986年生まれ。神奈川県出身。最近の主な出演作は、KAKUTA Sound Play Series「アンコールの夜」(脚本・演出/桑原裕子)、□字ック「荒川、神キラーチューン」(作・演出/山田佳奈)、SPAC「高き彼物」(作/マキノノゾミ 演出/古舘寛治)、TEAM HANDY ACTACTION vol.04『ワンス アポン ア タイム in 京都 Ⅲ~錦小路の素浪人~』(作・演出/鐘下辰男)、テレビ朝日金曜ナイトドラマ「女囚セブン」など。

 

 ―まず最初に、ワークショップで多摩センターの辺りを歩いて作品をつくったと思うんですけども、多摩ニュータウンの印象を教えて頂けますか。

 多摩ニュータウンは大学生のときとか何回か通りすがったことはあって、なんか綺麗な町だなっていうのは思っていたんですけど、まあそんなに「多摩ニュータウンである」っていう意識はなくて。だから周りに人が住んでるイメージもあまりなくて、駅から見えるストリートとそこから派生したエリアっていうぐらいしか印象がなかったんです。でも今回町を歩いて、あんなに緑があって、歩車分離のことも知らなかったですし、なんかすごかったです思ってた町と全然違くて。

※歩車分離:歩道と車道をわけて道が作られていることで、多摩ニュータウンの都市デザインの特徴の一つ。

あと一番へー素敵だなと思ったのは、ちょっと町のことじゃないんですけど、劇場でたまに映画の上映やってますよね?パル多摩で。あれで、たまたま…あ、たまたまっていっちゃった(笑)たまたま最初に行った日に貼られてたポスターが、多摩センターの駅長さんの好きな映画を上映するみたいなもので。それが若い女性の方で、あ、多摩センターって女性の方が駅長さんなんだっていうのにもすごいびっくりしたし、駅長さんの好きな映画を上映するっていう企画もなんか面白いなって。そんなことを最初に行ったときに思いました。

 ―ご自身のご出身は神奈川ということで。

 はい、横浜です。

 ―結構じゃあ都会のほうですか?

 うーん横浜って言葉で言うと確かに都会のイメージですけど、まあ横浜も広いし結構田んぼとか畑もあって、基本的には住宅街だと思いますよ。

 ―そうなんですね、じゃあご実家の周りもそんなにビルとかじゃなくて…

 あ、うちは全然。住宅街です。それこそ横浜なんて坂が多いんで山谷山谷…みたいな感じです。

 ―ご自身の住んでる町と、多摩ニュータウンを比べた時に、「ここが違うな」とか「ここは似てるな」とかっていう点はありますか?

 いや全然違いますよ。やっぱり町って暮らしてると境目とか感じずにシームレスに歩けちゃいますけど、でもやっぱりここをこうしたいっていう思いがあってつくられてるものだと思うんですよね。例えば近所のおじさんが通学路にたって横断歩道見守ろうとか、それって多分なんか願いとか意思があって作られていくものだと思うんです。

だから決定的にここがこう違うってことは、ちょっとどういったらいいかわかんないですけど…でも、芝居でもこれ相当触れてたりしますけど、「歩車分離」なんてもう決定的に違いますよね。あと実家がちょっと山の上にあって駅から坂をのぼってかなきゃいけないんですけど、その斜面に木が生えていて、それが階段を隠しちゃって不審者とかが出るからっていって切られたんですよ全部。もうバッサリと。それは安全性のためってこともあったりするんですけど、多摩センターがどういうふうにしてるのかわからないですが、多分自然とかをできる限りそのまま残そうとしている部分も多いのかなと思って。そんなに不審者も出ないのかなっていう勝手なイメージですけど(笑)

 ―たしかに、この辺りはやっぱり道路が整備されているので、明るかったり、見通しの良い道が多い気がしますね。暗い道があって怖ければ、それを避けて選べる別の明るい道があるような。ではご自身の町で、好きなところはありますか?

 居心地いいですよ。横浜ってくくっちゃうとあれですけど、地元の友達と「やっぱ横浜居心地よすぎて出らんないよね」「離れらんないよね」みたいなことを言ったりはしてましたね。別に、駅の周りだってずっと開発してて綺麗なわけでもないしチェーン店ばっかりですけど、なんか、小っちゃいんですよ町が。

 ―横浜ですか?

 横浜…横浜っていったときは横浜駅周辺のことを話してますけど、もう東側は埋め立て地で海だし。

 ―そうか、海があるんですよね。多摩ニュータウンてそれこそ駅の周りは計算してつくられていても、ちょっと歩くともう自然が広がってたりするんですけど、横浜も町から少しはなれると緑があったりするんですか?

 なんか逆にそこまで全体的に計算されてつくられてないから。多摩ニュータウンでちょっと歩くと自然、っていうのは多分計画してつくってる部分と全くそうじゃない部分のお話だと思うんですけど、横浜はほんとつくるのがビル単位なんですよ、多分。だからここまで線路が伸びることになったとか、駅のホームの位置変えようとかいって、地下街とかもずっと、ほんとずーっと工事してるんですよね。わかんないですけどね、都市計画については。

 ―じゃあちょっと公演の話にうつりまして、今回の役どころについて教えてください。

 基本的に、今回は真ん中の女の子を除いてはみんな1人2役以上やっていて、私一つは小学生の役なんですけど、いつぶりだろう小学生って感じです。

今回は瀬戸山さんがインタビューで実際にお聞きした話を、お聞きしたそのままの言葉を大切に作ってる部分と、聞いたエピソードからイメージを膨らませて様々な要素を詰め込んだファンタジー的な部分とあって、小学生はファンタジーのほうなんですけど、もう一つの役はお聞きしたお話から作るシーンになる予定です。私もどうなっていくのか楽しみに稽古をしています。

 ―ありがとうございます。最後に、観に来て下さる方に一言メッセージをお願いいたします。

 私「クレヨン王国シリーズ」っていう、青い鳥文庫から出ている福永令三さんっていうかたの本が好きなんです。それは自然を介したちょっとファンタジーな世界に、現実の女の子が迷い込んでしまう…みたいなお話が多いんですけど、私は本当にその話が好きで。このお芝居の稽古をしながらよくそのことを思い出してるんですね。懐かしい部分だったり故郷だったりとかっていうものを通してちょっと未来のことに考えが及ぶっていうか、未来のことを考えたくなるようなお芝居になったらいいなって思いながら稽古をしています。実際に多摩ニュータウンに住んでる方だったり、初めてくる方だったり、色んな場所に住んでる色んな年齢のかたに是非来ていただいて、まあ一番は楽しんでいただけたらいいなと思っています。

 ―ありがとうございました!

 

都市計画と単純に言うと事務的な響きがあるけれど、町全体のデザインだったり、ビル一つつくるのにも誰かの思いがあり、さらにそこで形づくられた場所に暮らす人の思いでまた新たな町の光景が生み出されていく。同じ町など一つもなくて、そのどれもが一人ひとりの願いの積み重ねで今の形になっているのだなぁ…と、とみやまさんのお話を伺いながらそんな当たり前のことを改めて感じました。

 さて、様々な出演者の方のお話から少しずつ今回の作品の様子がみえてきました。

ファンタジー!?インタビューでお聞きしたそのままの言葉!?小学生…!?

ますます全貌が気になります…!

「たまたま」本番はもうすぐ。是非是非お見逃しなく!!!

 

《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「たまたま」

 

 8月4日(金) 19時30分開演

 

8月5日(土) 14時開演/19時開演

 

8月6日(日) 14時開演 ※上演時間:2時間予定 パルテノン多摩 小ホール

 

http://www.parthenon.or.jp/act/2996.html

 

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「たまたま」出演者、ワタナベミノリさんにインタビュー!

こんにちは、市民スタッフFです。
「たまたま」出演者インタビュー、今回はワタナベミノリさんにお話を伺いました!

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ワタナベミノリ  1987年生まれ。滋賀県出身。2013年より「野鳩」に所属し、2016年の解散まで全ての公演に出演。その他の主な参加作品。MCR「ミカエル」、キリンバズウカ コルドファン公演「東益平7丁目団地防衛隊」。 

 

 

ーワークショップで多摩センター周辺の街歩きをしてみて、どのように感じられましたか?

イメージと違ったのは、住んでいる人があまり外を出歩いていないことでした。日曜日の午後だったので、朝の通勤・通学の時間だったら違うのかもしれませんが。多摩中央公園周辺はけっこう人出が賑わっていましたが、団地周辺ではあまり住人の方を見かけなかったですね。

ー印象に残った場所はありますか?

多摩中央公園はテントとか張ってピクニックみたいなことができそうで、ファミリー層には過ごしやすそうだな、と思いました。
あと落合の団地の中を見学させてもらったのですが、行き帰りに通った、野菜の直売所みたいな、無人販売をしているところがあって、それがいいな、と思いましたね。

ーでは、ワタナベさんのご自身の生まれ育った街については、どのように思われていますか?

オーディションのときにも同じことを聞かれました(笑)

ーそうなんですね(笑)

私は滋賀県出身なんですが、地元はあまり好きではなくて。そのオーディションのときに、けっこう「地元が好き」っていう人が多くて、意外でびっくりしました。

ーたしかに、インタビューで何人かの方にお聞きしましたが、みなさんけっこう「好き」という好意的な意見が多くて私も意外に感じました。


私が住んでいた町はそこまでド田舎という感じではなくて、住宅街でした。昔は畑とか田んぼとか多かったのですが、私が引っ越してから畑や田んぼをどんどん潰して家を建てて、若い家族が増えていきました。わりと昔から住んでいる人は本音を言わなくて、でも近所付き合いは濃くて。近所の人がどこに勤めているとか、通っている学校はみんな詳しく知っていて。それをちょっと恐怖に感じていました。

ーコミュニティの狭さを窮屈に感じていらっしゃったんですね。東京にはいつ出てこられたのですか?

大学を卒業して、就職を機に、ですね。

ー演劇はいつ頃始められたのでしょうか。

京都の大学に通っていたときに演劇サークルに入っていました。就職して会社を2年くらいで辞めてしまって、その時にやっぱり好きなことをやりたいな、と思って、もう一度演劇の活動を再開しました。

ーそうだったんですね。それでは、「たまたま」の舞台についてお聞かせください。
ご自身の役どころを教えていただけますか?

今回のお話は二つの世界が並行してパラレルで物語が進んでいくのですが、どっちの世界でも主人公と仲良しな子の役です。

稽古のはじめの頃に、わたしが子供の頃に体験したことを話して、役柄にその実体験が採用されました。

あと多摩ニュータウンのご出身でパルテノン多摩のスタッフの白川さんの子どもの頃の可愛らしいエピソードを、瀬戸山さんが気に入られて、お話にところどころ取り入れられています。

 

ー“二つの世界が同時進行していく”、ワクワクしますね!それでは観に来てくださるお客様へメッセージをお願いします。

稽古をやっていて思ったのが、たまたま「多摩ニュータウン」という街の話で、住んでいた、あるいは住んでいる「人」の話だと思いました。私自身は多摩ニュータウンに所縁はないのですが、「人の歴史」として、人の願いや想いが積み重なって街ができたんだな、と感じていただけたらうれしいです。多摩に関係がなくても、舞台を観て「自分の住んでいた街をちょっとでも好きになれたらいいかな」って。

ーそうですよね。まさに私はそんな想いでこの演劇プロジェクトに携わっています(笑)
もう一度故郷を見つめ直して、もっと好きになりたいな、って。
「故郷が好きかどうか」って、その人個人のアイデンティティにすごく密接に関わっていると思うんですよね。自己肯定感にも繋がっているような気もしていて。

ああ、そうですね。“多摩コンプレックス”って多摩出身の方が言っていますが、私は“滋賀コンプレックス”があります(笑)。出身地のいいところを聞かれても、うまく答えられなくて。特産物とかもないし。どこか(いいところを)見つけられるようになったらいいな、って思っています。

ー自分の故郷を誇りに思いたい、という気持ちは、きっと多くの人が抱いている願いのような気もしますよね。ありがとうございました!

 

* 

先日通し稽古を観させていただきましたが、ワタナベさんご自身の実体験が反映されたシーンがどこなのか、想像しながら観るのもたのしそうです。ぜひご注目ください。

ワタナベさん、ありがとうございました!

 

《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「たまたま」

 8月4日(金) 19時30分開演

 8月5日(土) 14時開演/19時開演

 8月6日(日) 14時開演 ※上演時間:2時間予定 パルテノン多摩 小ホール

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多摩センターはそんなに遠くない!〜効率的なアクセス法を紹介

多摩センターと言うと、その語感からか、非常に遠いイメージを持たれているようです(そもそも多摩市と奥多摩との区別がついていない人が結構いる)。この手の話は、全てどこを基準に置くかによりますが、少なくとも新宿を基準に置けば、新宿~京王多摩センターは特急で約30分。確かに近いとは言えませんが、特別遠いとも言えません。

私は十数年間、世田谷区の東急大井町線沿いに住んでいましたが(自由が丘と二子玉川の間)、そこから新宿に行こうとすると、自由が丘と渋谷で2回乗り換えになるため40分ほどかかりました。実は新宿を基準にすると、等々力や上野毛よりも、多摩センターの方がアクセスが良いというのが現実です。

 

そんなわけで、行くのに遠いというイメージをお持ちの方に向けて、多摩センターへの効率的なアクセスをご紹介します。一番良いのは、スマホの乗換案内等で確認してもらうことなので(笑)、基本的な原則だけを書いておきます。

 

これもケースを想定し始めたら切りが無いので、主に新宿を基準にした都心方面からのアクセスということで話を進めます。

停車駅は京王相模原線の「京王多摩センター」か小田急多摩線の「小田急多摩センター」。

どちらも同じ場所で隣り合っています。各種乗換案内では「多摩センター」と入れると多摩モノレールの駅になってしまうので、都心からのアクセスでしたら、「京王多摩センター」と「小田急多摩センター」で検索し、より効率的な路線をお選びください。

 

 

 

【行き】

 

 

京王線

 

新宿の京王線の改札に入ったら、電光掲示板で特急/準特急を確認してください。時間帯にもよりますが、すごく大雑把に言えば、10分に1本「京王八王子行き or 京王高尾山口行き」が、20分に1本「橋本行き」が出ています。

http://keio.ekitan.com/pc/T5?dw=0&slCode=262-0&d=1

http://keio.ekitan.com/pc/T5?dw=1&slCode=262-0&d=1

 

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極めてシンプルに言うと…

 

1.

「特急/準特急 橋本行き」が10分以内に出るなら、それに乗る。(約30分で到着)

2.

次の「特急/準特急 橋本行き」が10分以上後なら、一番早く出る特急/準特急に乗り、調布で橋本行きの急行などに乗り換える。(約32分で到着)

 

これだけです。

 

調布での乗り換えは、ホームの向かい側で必ず橋本行きの電車が待っているので15秒で済みます。そこで何に乗るか迷う必要はなく、とにかく向かい側にいる電車に乗れば、それが一番早く着きます。

 

ただし、すぐに「特急/準特急」が出なくても、時間に余裕があるなら、しばらく待って新宿始発から座っていく手も大いにありです。

2枚目の写真の場合なら、13:00の京王八王子行きに乗るよりも、13:12の準特急橋本行きに乗った方が、到着は10分ほど遅くなるものの、ほぼ確実に座れて快適だと思います。

 

渋谷方面/吉祥寺方面から井の頭線で来る方は、明大前での乗換となり、これも新宿と原則は似たようなもの。すぐに「特急/準特急 橋本行き」が来るならそれに乗り、しばらく来なければ特急に乗り、調布で乗り換えです。

唯一違うのは「急行 橋本行き」が来たら、それに乗るという点です。状況によっては遅くなる場合もありますが、多くの場合、結果的にはそれがベストな選択になります。ただしそれは「乗換が無くて楽」という意味で、時間的には同じですので、あまり気にしなくていいかも。

 

なお、再三オススメしているアウトレットパークがある南大沢は、特急/急行なら1つ先、快速なら2つ先で、ともかく何に乗っても着きますのでご安心を。

 

京王線の改札を出たら、天井を見ることをお忘れなく!

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小田急

 

小田急線を使う方は、仮に最速でなくても「多摩急行 唐木田行き」に乗る。これに尽きます。下北沢、表参道、大手町はおろか、松戸や柏からでも直通で来られる! これほどシンプルな行き方はありません。新百合ヶ丘での乗り換えは階段を上り下りするストレスもあるので、極力 唐木田行きの多摩急行をオススメします。

 

 

多摩モノレール

 

来たものに乗って終点で降りてください。多摩地区の住人に説明の必要は無いでしょう(笑)。

 

 

 

行きに関しては、乗換案内で検索すると時間的に最速のコースがまず出てくると思いますが、京王線なら「都営新宿線方面」から、小田急線なら「千代田線方面」から、それぞれ直通の電車があります。たとえ最速でも2回乗換があったりするパターンは落ち着きませ時間に余裕を持って直通電車をうまく利用することをオススメいたします。

 

 

 

 

【帰り】

 

以下は、金曜と土曜の夜の回をご覧になった方向けの話に絞ります。

 

京王線

 

郊外のベッドタウンという性質上、残念ながら夜の上りは少し寂しい状況になります。

 

新宿まで到達する最終電車

金曜なら0時3分(新宿に0時49分着)

土曜なら23時50分(新宿に0時25分着)

 

それでは遅すぎる、新宿にせめて23時頃には着きたいという方は、

金曜なら22時32分(新宿に23時03分着)

土曜なら22時31分(新宿に23時04分着)

 

『たまたま』の終了予定時刻は、金曜なら21時30分頃、土曜なら21時頃。ゆっくりはできませんが、ちょっと食事したりいっぱいひっかける程度のことはできる感じでしょうか。

 

http://keio.ekitan.com/pc/T5?dw=0&slCode=261-7&d=1

http://keio.ekitan.com/pc/T5?dw=1&slCode=261-7&d=1

 

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小田急

 

こちらもオススメは多摩急行なのですが、残念ながら金曜の夜は「22時12分」、土曜は「22時08分」が最終(あくまでも多摩急行の最終です。電車自体はもっと遅くまであります)。金曜の夜はあまり余裕が無いですね。ただし夜の上りは当然空いていますから、新百合ヶ丘で乗り換えても多分座っていけます。目的地に応じて、乗換案内でご確認ください。

 

http://www.odakyu.jp/station/odakyu_tama_center/timetable_up.html

 

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次の週末は、ぜひとも多摩センターへお越しください!

 

市民スタッフのマサトでした。

 

 

 

《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「たまたま」

 

84日(金) 1930分開演

85日(土) 14時開演/19時開演

86日(日) 14時開演

 

上演時間:2時間予定 パルテノン多摩 小ホール

 

http://www.parthenon.or.jp/act/2996.html

 

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「たまたま」出演者、浅井要美さんインタビュー!

こんにちは。「たまたま」市民スタッフのしおりです。
今回は、「たまたま」にご出演される教師生活を経て演劇の世界に飛び込んだ浅井要美さんのインタビューを行いました。

 

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浅井要美プロフィール
1950年群馬県高崎市生まれ。1987年より多摩市在住。劇団文学座プラチナクラスを卒業、 演劇集団プラチナネクスト所属。主な出演作「善人の条件」「太夫さん」「真夏の夜の夢」「音楽劇 海は天才である」「ベテルギウスが消えるまで」「愛いっぱいの愛を」(パルテノン多摩×FUKAIPRODUCE羽衣)等。

また、オペラの進行の語りや、地域では、「絵本の読み聞かせ」「群読の会」で活動している。

 

【教師時代を経て演劇の世界へ】
―要美さんは以前教師をされていたということですが、何を教えていたのですか?

 

中学校で英語を教えていました。

 

―中学では、英語劇とはやったりしたのですか?

 

ありますよー。生徒たちと学校でね。教科書に載っている英語劇を膨らませて文化祭のときに(生徒たちに演技を)させたの。

 

―要美さんは演出をされたのですか?

 

そうですね

 

―お芝居することと英語を教えること。何か共通していることとかありますか?

 

うーん・・・英語の教師って演劇的よね。(ジェスチャーを交えつつ)”グッドモーニング!””ハワユー?”とか・・・お芝居じみてるじゃない?

 

―確かに。そういえば、ワークショップでの要美さんの演技はアメリカナイズされていたというか、プロともアマチュアとも違う独特の印象がありました。

 

若いときから演劇は好きではあったので、定年退職を機にスイッチを切り替えて若いときにやりかったお芝居を始めようと、今に至ります。

 

【「たまたま」出演のきっかけは山森さん?!】
―「たまたま」のオーディションを受けようと思ったきっかけをお聞かせいただけますか?

 

去年のパルテノン多摩で上演したFUKAIPRODUCE羽衣の「愛いっぱいの愛を」で共演した山森大輔さんが出演されているということで瀬戸山さんの「始まりのアンティゴネ」を観に行ったとき、(今回の出演オーディション)チラシが入っていて知って…。それで山森さんに、『今年もパルテノン多摩であるから応募してみたら?』と言われて、瀬戸山さんのお芝居も迫力があって魅力的だったので受けてみようと思いました。

 

―そうなんですね!今、瀬戸山さんとの作品作りにおいて、どういった印象を抱いていますか?

 

私はシニア劇団に所属していて、そこでは台本が出来上がっているところから練習しているのですが、出演者さんへの取材内容を元に台本をゼロから作り上げて行って、それに対して議論しながら、また変えていくというのが面白いですね。

 

【改めて多摩ニュータウンを見つめ直して】
―要美さんは多摩ニュータウンにお住まいですが、どのような印象をお持ちですか?

 

今回ワークショップで久しぶりに街歩きして、ああ、すごく良い街だなあ!って再発見!でしたね。

 

―ワークショップを通じての再発見は、「たまたま」の作品作りに影響しそうですか?

 

そうですね・・・。長いこと住んでいるので、台本を読んでいて多摩について具体的にわかるので、出演者の皆さんに(台本に出てくる多摩に関することの)説明ができたり、提示ができるかと思っています。

 

【「たまたま」での役どころと「たまたま」を観に来てくださる皆様へのメッセージ】

―要美さんは「たまたま」では、どういった役どころなのですか?

 

私のエピソードを盛り込んでの自分自身を投影した役で、、、こんなことまで言っていいのかしら(笑)と思うところもあるかもしれません(笑)。

 

―それは、劇場に来てのお楽しみってことですね!

 

今まで言ったことがないことまで、(瀬戸山)美咲さんに引き出されて・・・(笑)

 

―では、要美さんをご存じの方にとっても、要美さんの再発見ができる内容になっているんですかね?

 

そうですね(笑)

 

―それでは、最後に観に来てくださる皆様にメッセージをお願いいたします。

 

多摩ニュータウンをこの機会に知ってもらって、パルテノン多摩で良い演劇をしているので観に来てください!

 

終始、穏やかな口調でありながら、凛としたお姿が魅力的な要美さん。
女性として、このように気品ある年齢の重ね方を見習いたいなあ、などと、インタビュー本編とは関係ないことも思いつつ(失礼!)、お話を聞かせていただきました。
また多摩ニュータウンと演劇愛に溢れているお話ぶりに、思わず、ほっこり。
好きなことをお話ししている要美さんは、少女のように目をキラキラを輝かしておりました。
こちらも同じ女性として見習いたい一面でありました。


「たまたま」の稽古もいよいよ佳境!
要美さんの多摩ニュータウンと演劇愛と、要美さんの魅力を再発見できる「たまたま」を是非ご覧ください!


《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「たまたま」

8月4日(金) 19時30分開演
8月5日(土) 14時開演/19時開演
8月6日(日) 14時開演 ※上演時間:2時間予定 パルテノン多摩 小ホール

http://www.parthenon.or.jp/act/2996.html

 

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By 市民スタッフ・しおり

 

『たまたま』上演の週末は、多摩センター全体が祭りです!

『たまたま』の公演まで、いよいよあと1週間を切りました。皆さん、もう次の週末の予定は入れていただけましたでしょうか?

 

 

その週末ですが、8月5日(土)6日(日)は、多摩センター駅からパルテノン多摩へと至るパルテノン大通りで「第37回 落合夏祭盆踊り大会」が開かれます。

 

http://tama-center.net/CMS/00008.html

 

10:00~21:00 縁日・フードカー

11:00~15:00 サマーライブ

18:00 オープニングアトラクション 愛宕太鼓・鼓友会

18:30~ 盆踊り(第一部)

19:30 御来賓祝辞 多摩市阿部市長(初日のみ)

    主催者挨拶 実行委員長(初日のみ)

19:40 キティちゃん、ぽこぽんくん登場

19:50~20:30 盆踊り(第二部)

 

…というタイムテーブルです。とりわけ土曜の19時の回にいらっしゃる方は、パル多摩へ向かう時間、ちょうど盆踊りの真っ最中です! パル多摩に着くまでに思いがけない時間がかかる可能性がありますので、時間には余裕を見てお越しください!

 

 

この通りが駅まで祭りで埋め尽くされます。

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また、以前観劇との組み合わせでオススメいたしました南大沢のアウトレットパークは、6日(日)まで大々的なセールをやっています。ただでさえ安いアウトレットで、さらに安くものを手に入れるチャンス。その時期になると、服などは多くの商品が売れてしまっている可能性がありますが、スポーツ・アウトドア関係や雑貨などはまだ十分にいけるはず。ぜひとも掘り出し物を見つけてください。

 

http://www.31op.com/tama/special/1707_outletsale/

 

 

他にも、すでにご紹介しました多摩中央公園やピューロランド、丸善などの他、まだご紹介できていない魅力的なスポットもたくさんあります。もちろん、早めに来て上記の夏祭を楽しむのもありです。

あまり時間が無い方も、どうかパルテノン多摩の大階段を上って、きらめきの池と、その向こうに広がる多摩中央公園の光景を10分ほどでもいいですから、ぜひ眺めていってください。様々な意味で多摩ニュータウンを象徴する光景を見ることができるはずです。階段を上るのがたいへんな方は、パル多摩内のエレベーターで5階まで上れば、そのままきらめきの池~多摩中央公園に入っていくことができます。

 

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次の週末は、ぜひとも多摩センターにいらっしゃり、演劇『たまたま』を見つつ、多摩ニュータウンの魅力を味わっていってください!!

 

 

市民スタッフのマサトでした。

 

 

 

 

 

《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「たまたま」

 

84日(金) 1930分開演

85日(土) 14時開演/19時開演

86日(日) 14時開演上演時間:2時間予定 パルテノン多摩 小ホール

 

http://www.parthenon.or.jp/act/2996.html

 

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「たまたま」出演者、山森大輔さんにインタビュー!

『たまたま』出演者インタビュー、今回は山森大輔さんです。新劇の名門 文学座の所属ですが、最近はミナモザや椿組などに出演し瀬戸山美咲作品の常連となっています。また昨年はパルTAMAフェスで上演されたFUKAIPRODUCE羽衣の『愛いっぱいの愛を』にも出演。去年はきらめきの池ステージ、今年はその下の小ホールと、パルテノン多摩にとって馴染みのある俳優さんにもなりつつあります。そしてこのインタビューで、実は昔から多摩センターと縁のある方だということも判明しました!

 

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多摩ニュータウン、多摩センターにいらっしゃったのは今回のワークショップが初めて…あ、いやいや、そんなことはない!(笑)。去年FUKAIPRODUCE羽衣に出ていらっしゃいますものね(笑)。

 

元々お爺ちゃんお婆ちゃんが町田に住んでいて、大学が中央大学だったので…

 

 

―え?そうなんですか!

 

そうなんですよ。だから多摩センターには結構馴染みがあるんです。特に学生時代は、よくと言うほどではないけれど、多摩センターで飲んだりしていたし、お爺ちゃんお婆ちゃんちに行くときも、原付で多摩センターを通って行ったりしていました。

 

 

―それは15年くらい前ですよね? その頃と比べて、最近の多摩センターは何か変わった印象はありますか?

 

あ、そうだ! その後も、バイトで三越の地下のお肉屋でバイトしていたことがありました。それが10年くらい前かな?そんなには経ってないか。でも今はもう三越無いんですよね(*)

(* 三越はココリアの2階~B1に入っていましたが、この春に撤退。1階と2階のテナントはほとんどそのままの形で残っていますが、B1の食品売り場のみ現在閉鎖中で、この秋にリニューアルオープンの予定)

 

 

―ご出身がこの近くということですか?

 

国分寺です。

 

 

―ああ、なるほど! 同じ多摩地区なんですね。では中央大学も、その近くに住んでいたわけではなく、実家から通われていたわけですね?

 

そうです。最後の頃は原付で通っていたんですが、当時通っていた道を、この芝居の稽古中に地図で確認したんです。そこで初めて「この辺が多摩ニュータウンになるのか」と理解しました。多摩ニュータウンのサイズとかよく分かっていなかったんですよ。多摩センターとか乞田川とか関戸橋とか、1つ1つは分かっていたけれど、それがこういう地理関係にあったのかと。昔の古地図とか見たんですけど、「ああ、ここをこう通ってきていたのか」と分かって面白かったです。

 

 

国分寺の人から見た多摩センター/多摩ニュータウンというのは、どんなイメージなんですか?

 

なんかちょっと晴れやかな場所というイメージですね。子どもの頃にサンリオピューロランドが出来たせいもあり(*)、新しくて綺麗な街という感じがありました。

(* サンリオピューロランドの開園は1990年12月)

 

 

国分寺の人って、多摩センターに行くくらいなら立川に行くんじゃないかというイメージがありますが…

 

立川…う~ん、でも立川とはまた違うんですよ。やはりピューロランドのイメージかな。小さい頃にピューロランドに行った記憶があるので、夢の国みたいなイメージがありますね。

 

 

―キティちゃん凄いですね(笑)。

 

キティちゃん凄いですよ(笑)。

 

 

―でも多摩センターは、去年のFUKAIPRODUCE羽衣でいらっしゃったのが久しぶりだったんですよね? 学生時代やバイト時代と比べて何か違った点は感じましたか?

 

子どもがすごく走ってるな~と感じました。去年行ったときは、ほとんど駅からパルテノン多摩までの道しか通ってなかったんですけれど、歩くと本当に子どもたちが走ってて、すごく素敵な場所だなと。

 

 

―最近の山森さんの出演歴を眺めると、所属されている文学座と瀬戸山さんの作品が二本柱のような感じになっていますが、瀬戸山さんと親しくなった経緯は?

 

文学座の松本祐子さんが演出した『阿修羅のごとく』という舞台があって(*)、その上演台本が瀬戸山さんだったんです。僕はそこに稽古場代役という立場で参加していたんですが、代役だから普段は後ろの方で稽古を見ているわけです。そこで瀬戸山さんの近くになることが多く、けっこう話す機会があって、「今度 自分の劇団でパキスタンの芝居をやるんです」という話を聞いたので、「僕も旅行が好きなんで興味あります。ぜひ出たいです」と自分から言いました。そうしたらある時 電話がかかってきて「出ませんか」と言っていただいたんです。

(* 2013年にル・テアトル銀座他で上演。原作は向田邦子)

 

 

―では『彼らの敵』が最初の瀬戸山作品だったわけですね。

 

そうですね。『彼らの敵』の時は、僕以外はけっこう瀬戸山さんと仕事をしているメンバーで、僕だけが他の出演者全員と初顔合わせだったんです。だからすごく緊張して初日の稽古に行ったんですが、そうしたら中田顕史郎さんが「おい、山森。この芝居はあまり日数が無いから。稽古の間にちょっとずつ仲良くなって、本番直前にやっと凄く仲良くなった…なんてのはもったいないから、もう今日仲良くなっちゃおう」と言われて…

 

 

―(笑)

 

そんな風にすごく距離を詰めてくれたのが、心強かったし、嬉しかったです。

 

 

―この『たまたま』で演じられるのは、だいたいどんな役柄なんですか?

 

『たまたま』の物語では、2つの世界があるんですけれど、どちらの世界でも町田マリーさんと夫婦の役です…という感じですかね(笑)。

 

 

―あまり詳しく説明するとネタバレになっちゃいますからね(笑)。では最後に、観客の皆さんにメッセージなどありましたら。

 

多摩に住んでいる人たちがこれを見てどう思うか、とにかく知りたいですね。また、多摩ニュータウンって、すごく特殊な進化を遂げているような感じもしますが、実はそれって進化のスピードが速いだけで、他の街にもすごく通じるものがあると思うんです。だから、多摩以外の地域に住んでいる人にも、普段 演劇を見ない人にも見て欲しいと思います。その感想を知りたいんです。

メチャメチャ楽しいと思います。今回初めてご一緒する人が多いんですが、老若男女バラバラ、年齢もキャリアもみんな全然違っています。でもみんな凄く面白い人たちで、文学座にはいないようなタイプばかり。その人たちの魅力、生き生きとした姿を、ぜひ見て欲しいと思います。

 

 

 

 

 

何と山森さんは国分寺の出身で、子どもの頃から多摩センターに縁のある方でした。国分寺の人の目には、多摩センターはそういう風に映るのか…と新鮮な驚きを感じました。また、話の中に登場する中田顕史郎さんのエピソードに中田さんの人柄が表れていて、良い話を聞けたと思います。

 

 

(インタビューアー 市民スタッフ マサト)

 

 

 

 

《公演情報》 多摩ニュータウン×演劇プロジェクト「たまたま」

 

84日(金) 1930分開演

85日(土) 14時開演/19時開演

86日(日) 14時開演上演時間:2時間予定 パルテノン多摩 小ホール

 

http://www.parthenon.or.jp/act/2996.html

 

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